パレスチナ緊急支援について

パレスチナでは「ガザYMCA」「東エルサレムYMCA」の2つのYMCAが活動しており、またイスラエルには「エルサレム・インターナショナルYMCA」もありますが、2023年12月にガザYMCAは爆撃によって破壊され、活動休止となっています。
ヨルダン川西岸地区で1948年から活動している「東エルサレムYMCA」は、今もさまざまなコミュニティー活動を継続していますが、2023年10月の侵攻以後は西岸地区でもイスラエル軍の監視が強まるなど緊迫した状態が続いており、「おびえる子どもにかける言葉も見つからない」との報告が寄せられています。
一日も早い停戦を願って日本のYMCAは、募金活動等によって現地を応援しています。
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パレスチナと日本のYMCA
パレスチナのYMCAと日本のYMCAが交流を始めたのは2006年、在日本韓国YMCAが創立100周年を迎えたことを記念し、それまで韓国と日本の間で進めてきた和解と共生実現を目指す働きを、アジアそして世界を舞台に行いたいと願って始めました。以来、多くの職員や会員がパレスチナを訪れ、勉強会を開くなどして、交流を続けています。

●東エルサレムYMCA
エルサレム内のパレスチナ自治区域にあるYMCAです。紛争や不当な逮捕などによって心身に傷を負った青年たちに、カウンセリングやリハビリテーションプログラムを提供しています。職業訓練学校の運営、女性のための収入向上プログラム、エルサレムとヨルダン川西岸の子どもたちの交流プログラム、紛争で失われたオリーブ畑の植樹プログラムに取り組んでいます。 オリーブ植樹プログラムには、武力によらない平和への取り組みとして日本のYMCAでは「オリーブの木キャンペーン」を展開、これまでに1,000本を超えるオリーブの苗木を送っています。

●ガザYMCA
2007年から封鎖が続き「天井のない監獄」と言われてきたガザでYMCAは、常に命の危機に脅かされ、移動の自由が全く与えられていないガザの子どもや若者たちに、グループカウンセリングや絵画、演劇、読み聞かせ、音楽やスポーツを通じたレクリエーション活動を提供してきました。東日本大震災の時には、日本のYMCAに励ましの絵を送ってくれたり、ガザと日本とで同時に「希望の凧あげ」をしたりと、交流も続けてきました。
2023年10月7日の侵攻以後は、約200人の地域住民の避難場所となっていましたが、12月に爆撃によって会館は完全に破壊され、庭は墓地となってしまいました。
●ガザYMCAのフェイスブックはこちら⇒(2023年10月5日まで)
オリーブの木キャンペーン
破壊された畑を再生
「希望が失われないように」
日本のYMCAは1990年代からパレスチナのYMCAと交流があり、ワークキャンプなどを実施してきましたが、現在日本からの参加者派遣は休止。皆さまからお預かりした国際協力募金は東エルサレムYMCAに送金して現地の活動を支えているほか、パレスチナの主要作物であるオリーブの苗木を送る「オリーブの木キャンペーン」を実施しています。
このキャンペーンは2002年、パレスチナのYMCAとYWCAによって始められたもので、占領下で破壊されてしまったオリーブ畑を再生することによって人々の暮らしを支え、希望が失われることのないよう現地と連帯する、武力によらない平和への取り組みです。現地YMCAとYWCAは、JAIと呼ぶ共同の事務所を設けて世界中に支援を呼びかけており、欧米諸国や韓国などが参加。これまでの21年間で29万4千本の苗木が植えられました。
➡YMCA/YWCA共同事務所「JAI」のホームページはこちら https://www.jai-pal.org/en/

《オリーブの木キャンペーン 要項》 オリーブの木のスポンサーを募集
【スポンサー費】1本4,000円
上記には、苗木代(2年間育てた若い苗木)、移植費用、支柱、カバー、農業用灌水チューブ、JAI管理費ほかプロジェクト費用が含まれます。
*各畑には、スポンサーの名前入りの銘板を貼りだします。
【銘板の作成】
ご希望により、植樹された畑にお名前が刻まれます。また畑の場所は地図上で確認できます。詳細はこちら⇒
【送金方法】
●郵便振替:00190-6-464236 日本YMCA同盟地域国際募金口
*振込票に「オリーブ」と記入ください。
*お名前のローマ字綴りをお書き添えください。植樹された場所にお名前が刻まれます。
●クレジットカードによる送金はこちら⇒
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