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機関誌THE YMCA

THE YMCAは日本YMCA同盟が発行している機関誌です

特集:AI時代に求められる力とその育成

最新号のオピニオン

日本YMCA同盟からの提言

多様性のある持続可能な社会をめざして

アマゾンジャパン合同会社 社長 
ジャスパー・チャン

 Amazonでは、イノベーション人材の育成を目的とした「Amazon Future Engineer*」のパイロットプログラムを、日本YMCA同盟とライフイズテック社とともに、今年、開始しました。
 経済産業省による通商白書では、人工知能(AI)や機械学習などのテクノロジーの有効利用を非常に重要とし、日本政府はイノベーション政策として「Society5.0」を推進しています。「Society5.0」が実現する社会では、すべての人とモノがつながり、さまざまな知識や情報が共有され、いままでにな い新たな価値が生み出されます。そこではテクノロジーと社会の仕組みが連動した、「多様性を内包した持続可能な社会」の実現が求められています。Amazonはイノベーションを通じて、希望の持てる社会、世代を超えて互いに尊重し合える社会、一人ひとりが快適で活躍できる社会をめざして、「Society5.0」が実現する社会を共に推進したいと考えています。
 しかしAIの活用は高い期待に反し、実際の企業への導入はあまり進んでいません。最大のハードルは「従業員のスキル」「AIや機械学習の導入にあたり、その利点や使用方法を理解することが難しい」の2つと言われています。Amazonは、eコマース事業を展開する中で、物流拠点での入出荷、在庫予測や管理など、数億点に上る商品の予測作業を、機械学習を活用して労力を削減し、お客さま体験を向上させてきました。Amazon Web Service(AWS)が今年提供を開始した「Amazon Forecast」は、AIや機械学習の経験がなくても使用できる時系列予測サービスで、Amazon自身がeコマース事業で得たAI活用の知識と経験をお客さまにも提供しています。
 また、AIを活用するにあたり大事なことは、AIや機械学習はあくまでもツールであり、それを使い、正しい判断をするのは「人」であるということです。そのため、チーム全体がテクノロジーを理解し、あらゆる場面でテクノロジーを使って解決案を探すという考えを持ち、AIを教育できる人材を育てることが大切です。そして組織全体では、イノベーションを生み出す課題解決力を持った人材、そしてテクノロジーを運用できる人材が必要となるでしょう。
 今後も、「Amazon Future Engineer」のような活動を通して日本におけるIT人材の育成を支援するとともに、日本の社会と経済の発展に貢献していきたいと考えています。
(2019年11月22日 第4回 Amazon Academy「AI時代に求められる力とその育成」より)

*Amazon Future Engineerは、さまざまなバックグラウンドを持つ若者に、ITやプログラミングを学ぶ機会を平等に提供するため、Amazonの行う教育プログラムです。日本では、2019年9月より、ライフイズテック株式会社と日本YMCA同盟がパートナーとなり、パイロットプログラム(プログラミング教室)を展開しました。
 「誰もがテクノロジーで世界を変えられる」「多様性を認め合い、誰もが成長できる学びの場」をコンセプトに、2020年度もより多くの子どもたちへ、継続的に、この体験を届けます。



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