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機関誌THE YMCA

THE YMCAは日本YMCA同盟が発行している機関誌です

特集:安全に配慮したつながりの回復の姿

最新号のオピニオン

日本YMCA同盟からの提言

傷ついても希望を失わずに -わが国で起こっていることへの考察-
北米YMCA同盟会長 ケビン・ワシントン

今、アメリカで起こっていることに対して、私はとても苦しい思いをしています。私自身が過去に体験していることでもあるからです。ジョージ・フロイドが無用の死という残虐極まりない仕打ちを受けた映像と、それに続くミネアポリスや他の都市で起こった抗議活動を繰り返し見て、私は過去の記憶がフラッシュバックしました。この50年間、何が変わったのだろうと問わざるを得ません。しかし、ひとつだけ大きな違いがあります。
警察の残虐性や、構造的な人種差別に対して、「“黒人”の命が大切なのだ」と声高に唱えてデモ行進をするのが、“黒人”だけでなくあらゆる人種やエスニックマイノリティの人々のネットワークであり、そのほとんどが若者だ、ということです。
悲しくて、やりきれなくて、怒りと恐怖を持ちながらも、私には希望がないわけではありません。
アメリカが直面している課題は、ますます意味深く、大きくなっています。アメリカは建国の時からこの問題を抱えていますが、若者の決断力の方が力強いでしょう。現在の若者世代は、アメリカの歴史の中で数の多い世代というだけでなく、もっとも多様性に富んでいます。
YMCAの仲間の考えや祈り、ふりかえりにふれて、私の気持ちは高揚し、多くの気づきを与えられています。ある者は怒り、ある者は心配し、ある者は混乱しています。しかし同時に、真の変化を起こすために辛抱強く、力を蓄え、貢献しようとしています。私たちは立ち上がり、公正と正義のために声をあげなければなりません。
私たちはこの国の潮目を変えるために大きな、そして大胆なアクションに取り組んでいます。若者と協働することを目的とした組織として、また、若者にとって意味のある活動をサポートする組織として、COVID-19パンデミックのさなかにあってもできることはたくさんあります。この数か月の間、物理的につながることができなくても、コミュニティの中の格差を埋めようとポジティブな行動をとるために連帯することができるのだ、ということをYMCAは繰り返し見せてくれました。
YMCAには信頼と力があります。包摂性と若者に対して、組織として捧げる光を道標としなければなりません。私たちの魂に炎を、心に希望を持って進みましょう。私たちの望む未来を創造するために力を合わせましょう。



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