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YMCA だからできる ウクライナ避難者支援

日本で暮らすウクライナ避難者一人ひとりに伴走し、寄り添うために

YMCAウクライナ避難者支援プロジェクトは

2022年3月当初から、ウクライナから日本への来日避難を、グローバルネットワークを用いて展開しています。同年4月には在日ウクライナ大使館から依頼を受け国内の避難者支援、7月からは東京都と協定を結び、都内に集中する避難者の生活の見守り支援として「東京都ウクライナ避難民マッチング支援事業」を行い、これまで戸別訪問・面談を行って来た避難者は1700名を超えています。
民間NPOとして、これまでの国内外の人道支援・災害支援のノウハウをベースに、一貫して一人ひとりに伴走し、人間同士の深いつながりを大切にし、息の長い支援を行っています。

東京都/つながり創生財団との協働

東京都生活文化局、公益財団法人東京都つながり創生財団との三者協働により2022年7月から、東京都内のウクライナ避難者への支援活動を行っています。 ➡️「ポプートヌィク・トーキョー」

東京都ウクライナ避難民マッチング支援事業

ウクライナ大使館/在日本ウクライナ人コミュニティーとの協働

2022年4月、ウクライナ大使館より寄付金を受領。
在日本ウクライナ人コミュニティーと連携し支援活動を展開しています。

避難者支援プロジェクトの変遷

第1フェーズ
2022年3月~ 来日避難・緊急支援
ウクライナから何日もかけてようやく来日する避難者 ウクライナから何日もかけてようやく来日する避難者

命の危険回避、渡航支援

ヨーロッパYMCAと連携し、ウクライナからの出国から来日までの支援、空港出迎えや国内移動の補助、ホテルでの隔離、住宅への案内などという一連の支援を継続しています。2022年5月がピークでしたが、戦禍激化を受け現在でも来日避難の相談は続いており、一人ひとり対応して来日を支援しています。

第2フェーズ
2022年5月~ 生活スタート支援
日本での生活をスタートするために必要な知識や情報を伝える講座 日本での生活をスタートするために必要な知識や情報を伝える講座

住居・住民登録・ネットワーキング

住居手配から保育園探し、日本語学習の機会提供など日本での生活をスタートするための支援を展開。交流・学びの場、居場所として「Ukraine Café HIMAWARI」をオープンし、生活講座や無料バザーなどを実施。ウクライナ語で読める本を集めた「ミニ図書館」も開設しました。

第3フェーズ
2022年7月~ 生活個別支援
日本の学校で母子ともに初めて経験する夏休みの宿題をお手伝い 日本の学校で母子ともに初めて経験する夏休みの宿題をお手伝い

教育・就労・心のケア

都営住宅などへ個別訪問を実施し、ヒアリングによるニーズ把握と支援策とのマッチング支援を展開中。「キャリア相談」「ハローワーク同行」「病院同行」「子どもの宿題サポート」等、各家庭の個別支援から、体調不良につながる心のケアの取り組みなど、多様な支援活動を行っています。

第4フェーズ
2023年1月~ 中長期滞在定住支援
就業、日本語教育、子どもの教育などについての相談を受け、支援につなげる 就業、日本語教育、子どもの教育などについての相談を受け、支援につなげる

人生設計に関わる相談

2022年秋からの大規模な攻撃によって避難の中長期化を覚悟せざるを得ない状況となり、就業、子どもの教育、本国の家族との関係など人生設計に関わる相談事項が増えました。避難への罪悪感や将来への不安と向き合い、日々の生活、日本のコミュニティーとの橋渡しなど多岐にわたる対応を行っています。

第5フェーズ
2024年1月~ 長期滞在伴走支援
⾧期滞在となった子どもの入学・進学への伴走支援 ⾧期滞在となった子どもの入学・進学への伴走支援

定住か、帰国か

2023年12月より最長で5年の定住ビザ(査証)取得を可能とする制度が始まり、日本での進学や就職を含めた長期滞在を視野に入れる避難者が増えてきました。しかし2025年は、公的な生活費支援が順次終了を迎え、自立を迫られ、厳しい生活を送りながら「日本での定住か、帰国か」、大きく揺れ動いています。中には帰国したにもかかわらず再避難するケースも増えています。

国境を越えた支援活動の展開と連携

YMCAは120の国と地域で約6500万人が活動する世界規模の団体です。
2022年の軍事侵攻直後から、ウクライナと国境を接するポーランド、ルーマニア、モルドバ等のYMCAでは国外に避難するウクライナ人のための緊急支援を開始。日本のYMCAには、戦争前から日本で暮らしている在日ウクライナ人から「キーウ郊外に住む親を日本に呼び寄せたい」との1本の電話があり、ウクライナ、ポーランドのYMCAとの連携によって来日避難を実現。その後も78件、計166人がYMCAのグローバルな連携によって日本へ避難することができました。

ウクライナと国境を接するモルドバYMCAによる避難民受け入れブース。ヨーロッパ各国のYMCAの中でもいち早く避難民支援活動が展開されました

YMCAが最初に来日支援をしたRさんの避難経路。ウクライナ中央部のクレメンチュクからバスで国境を超えポーランドのクラクフまで、通常の倍以上、25時間をかけてバスで移動。その後、ポーランドYMCAの支援を受けワルシャワまで移動、ビザ取得などを経て日本へ

長い旅路を経てようやくたどり着いた羽田空港にて出迎えの家族と対面を果たしたRさん。 これが最初のケースとなり、その後、78件、166名がYMCAの支援によって来日避難することになりました

ウクライナYMCAとの連帯、

5年ぶりに開催されたYMCA総会への参加

2025年10月、ウクライナ西部の都市テルノピルにて、ウクライナYMCAの年次総会が5年ぶりに行われました。ウクライナYMCAは首都キーウに全国事務局と、33の都市に活動拠点がありますが、東部ではロシアの占領下となり活動を休止せざるを得ない地域もあり、今回は17拠点の出席となりました。日本は長年にわたるパートナーシップや、軍事侵攻以降のウクライナ避難民の支援の関わりから呼びかけがあり、日本YMCA同盟スタッフが現地へ赴きました。ヨーロッパYMCA同盟ほか、スウェーデン、フィンランド、ドイツ、デンマークからも出席があり、グローバルなYMCAファミリーによる国際的連帯が強く示される機会となりました。

ウクライナYMCAは、戦時下の子どものメンタルヘルスケア、復興を見据えたユースのリーダーシップトレーニング、前線地域への物資支援等、幅広い活動を行っています。

ウクライナYMCAの総会で、日本におけるYMCAの避難者支援活動について報告

共に支援するヨーロッパYMCA代表らと総会会場近くにあるテルノピルYMCAを訪問

リヴィウYMCAのユースメンバーらが所属する学校を、日本語教師のカテリーナ先生の案内で訪問