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ウクライナ避難者等80人、人形劇『てぶくろ』鑑賞
日本で3回目のクリスマスに

 軍事侵攻から約1000日。ウクライナ情勢は依然として見通しのたたないまま、日本では現在約2000人の避難民が生活しています。
 単身で避難した若者や、小さな子を抱える母親たち、高齢者など、なかなか安定した暮らしが築けずにいる方が多い状況ですが、日本での公的支援は3年を区切りに順次終了・縮小となっていきます。言い知れない不安をかかえながら避難者たちは、日本語を学び、学業に就職にと懸命な日々を送っています。

 そんな避難者に楽しいクリスマスをプレゼントしたい――。日本YMCA同盟は12月7日、「人形劇団ポポロ」の観劇会を行いました。会場の東京YMCA山手センターには日本の親子も含め約80人が来場し、ウクライナ民話『てぶくろ』の劇を鑑賞しました。

 日本でも親しまれている『てぶくろ』は、小さなネズミが、寒さをしのごうと訪れたオオカミやクマなど大きな動物たちを“手袋の家”に入れてあげるという、共生社会の理想が描かれた作品です。人形たちのユーモアあふれる舞台を楽しみながら、平和の尊さを思う一日となりました。

3年間で日本語も上達。通訳なしの上演を夢中で鑑賞しました

人形劇団ポポロの皆さん 

観劇後、舞台裏をのぞき込む子どもたち。人形たちは大人にも人気でした

ウクライナのサンタ「聖ニコラス」も登場

観劇後のゲーム大会。「ダーワイ!(がんばれ)」とウクライナ語の歓声が響きわたりました

企業から、おもちゃやクッキーなどたくさんのプレゼントをいただきました

【協 力】
 公益財団法人東京YMCA
 公益社団法人日本児童青少年演劇協会

YMCAは今後も東京都と共に戸別訪問や生活相談を行って、一人ひとりの声を聴き、支援を続けてまいります。
引き続きご理解ご協力をお願いします。

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