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日本YMCA同盟協議会

分断の世界の中で、みつかる。つながる。よくなっていく。
”ポジティブネット”の根底に流れるものとは

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 年に一度、日本各地のYMCA代表者らが集まって開催される「日本YMCA同盟協議会」が6月20日~21日、静岡県御殿場市のYMCA東山荘で行われ、約120人が参加。日本YMCA同盟の事業会計報告と事業計画について協議を行ないました。その後「分断の世界の中で、みつかる。つながる。よくなっていく。~ポジティブネットの根底に流れるものとは~」をテーマに、現代社会におけるYMCAの役割をあらためて見つめ直す時をもちました。

議決の様子

アジア・太平洋YMCA同盟(APAY)事業責任者スニータ・スナ主事

 基調講演は、アジア・太平洋YMCA同盟の事業責任者であるスニータ・スナ主事を招き、「YMCAのキリスト教アイデンティティー」と題してお話いただきました。スニータ主事は、「YMCAはキリスト教の基盤に立ちながらも教義を押し付けるのではなく、その愛と奉仕の精神を行動で表して社会に貢献する団体」と確認。YMCAの正章に刻まれた聖句「すべての人を一つにしてください」も画一性を求めているのではなく、違いを尊重し多様性を認め合う中で“一致”をめざしていること。分断された世界の中で、心を開いて出会い、思いやりをもってつながり、勇気をもって変革するのがYMCAの役割だと語りました。

 協議会2日目のパネルディスカッションは、同盟常議員の村田堅太郎氏の司会で、中道基夫さん(同盟常議員)、太田聡さん(埼玉YMCA総主事)、ソクレンコ・ヤナさん(大阪YMCAユースリーダー)が登壇。日本のYMCAのブランドスローガンである「ポジティブネット」について語り合いました。
・「ポジティブネット」は、社会制度としてのセーフティーネットからこぼれ落ちたニーズにも共感してつながり、高めあっていく。温かな心のネットワーク。(中道さん)

・他者の傷を共に背負うことは、大変なこと。でもその大変で面倒くさい社会こそが「ポジティブネット」であり「共生社会」なのでは(太田聡総主事)

・目の前にいる人を国籍など属性ではなく、喜びや悲しみを抱えて生きている人としてとらえ、その物語を知ろうとする。そこに出会いやつながりが生まれると思う(ヤナさん)

その後のグループシェアリングでも、それぞれの多種多様な思いが共有されました。


学生YMCAによる「朝の讃美と祈りのとき」では、スニータさんの講演を受けて学生たちが自身の思いを発表。分断の世の中でも折れずにキリストの根につながるYMCA運動の象徴として「竹」に各自のことばを掲げ、対話のきっかけづくりを行いました。

ウクライナ避難者も参加。避難生活が長引き、日本財団等による生活支援も途絶えた中、「人の心に寄り添いたいと思うようになり、カウンセラーの専門学校に通い始めた」「手芸をして心の安定を保っている」など、自身の近況を語りました。

 席上、「日本YMCA主事認定証授与式」が行われ、6月1日付で認証主事となった7名に認定証が授与されました。

 その後の聖日礼拝(派遣の礼拝)は、金迅野牧師(在日大韓基督教会横須賀教会)の司式で行われました。金牧師は「マタイによる福音書」9章に記された「深く憐れまれた」について、その原語(ギリシャ語)は「断腸の思い」に近い言葉であり、イエスは単なる同情心や義務感を越えた強い思いにかられて群衆をいやしたのだと説明。YMCAもまた、社会の不条理に深く共感することによって「みつかる。つながる。よくなっていく。」をめざしていくべき、と説きました。

2日間を通して、分断を乗り越えるヒントをたくさん共有し、閉会となりました。


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