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【能登半島地震/豪雨】
年越しの仮設住宅へ、お餅と歌を届けに

 12月27日~29日。静かな年の瀬を迎えた輪島市町野町の仮設住宅を、YMCA関係者15人が訪問。つきたてのお餅を囲み、共に歌い、語らうひとときを持ちました。
 訪問したのは、YMCAをサポートする国際的な奉仕団体「ワイズメンズクラブ」のメンバーたち。中には阪神・淡路大震災や東日本大震災を経験したメンバーもいて、「少しでも励みになれば」と各地から駆けつけました。

「今年は息子家族も帰省しない」。仮設住宅では一人で年を越す方も多くみられました

2日目は雨のため「もとやスーパー」をお借りして餅つき。店長のもとやさんも協力くださいました

 企画をしたのは神戸のワイズメンである大野勉さん。阪神・淡路大震災を経験して以来、東日本大震災などでも支援活動に携わり、能登半島を訪れるのもこれで4回目。3月~5月には避難所を手伝い、今回は交流を目的に訪問しました。

 30年前、小学校の先生だった大野さん。1500人が避難してきた小学校の校庭で、支援団体の人たちと皆で「翼をください」を歌った思い出があるのだとか。
 「能登の皆さんとも一緒に歌いたい」と、今回はギターを持参。仮設住宅の集会所で同曲ほか「上を向いて歩こう」など数曲を合唱。歌っているうちに皆さんの声も大きくなり、最後は手ぶりもつけて「幸せなら手をたたこう」を歌いました。

被災者の皆さんと一緒に「翼をください」「上を向いて歩こう」などを歌いました

町を訪れるボランティアや帰省者のため「もとやスーパー」さんが設置したベースキャンプに宿泊。

 神戸のYMCAとワイズメンズクラブは1月18日、震災30周年記念イベントを予定しており、東日本大震災の復興支援で出会った石巻の仲間たちも参加します。
 「神戸も、東日本も大変だった。能登も大変だと思う」。
 大野さんらは「感謝と友情」をテーマに、3月もまた能登を訪問の予定です。


 【参加】 東京むかでワイズメンズクラブ、石巻広域ワイズメンズクラブ、神戸ポートワイズメンズクラブ、
     金沢ワイズメンズクラブ、福岡中央ワイズメンズクラブ
 【協力】 日本YMCA同盟