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【ウクライナから日本へ】若者たちの今

  

軍事侵攻当初、ウクライナから日本に避難してくる人たちは、母親と子ども、老夫婦が大半でした。それが徐々に10代、20代が一人で来日避難するケースが増え、今では都内避難者の半数近くになっています。
ウクライナでは男性は18歳から徴兵があり、召集されなくても、国外に出ることができません。それもあって、徴兵が目前に迫る16~17歳の子どもを持つ両親が、「子どもだけでも」と国外へ避難させようとするケースが多いのです。このような年齢の子どもがたった一人で、知人程度のつながりを頼って1万キロ離れた日本で、新しい生活を始めています。

戦争によって、人生が想像もしなかったほど変わってしまった若者たち。YMCAは、一人ひとりに心を寄せて、伴走を続けて行きたいと6月、全国YMCA関係者が集う「日本YMCA同盟協議会」の席上で彼らの声を聴きました。概要をお伝えします。


■Aさん
私は戦争に行って人を殺したくないし死にたくないから日本に避難しました。 今は19歳ですが、今年の4月から日本の高校に通っています。 頑張って勉強して、大学に行って、宇宙工学を勉強したいです。
もうすぐ(日本財団からの)生活費支援が終わります、アルバイトしながら勉強をしますが不安があります。

■Bさん
私は今、日本の高校の1年生です。将来の夢は3Dデザイナーになることです。 大学に入学するために日本語を一生懸命勉強しています。
私はザポリージャ原発の近くに住んでいました。安全ではないので、ウクライナには戻れません。
日本では、バレーボールやアニメや友だちと色々なことをする、勉強以外の時間も大切にしています。戦争の恐怖に打ち勝って、生きること、忘れられない思い出を作ることをこれからも続けていきます。

■Cさん 
私はウクライナの南の方のオデッサの隣町からきました。 今も危険な地域なのに、両親と家族はみんなそこに残っています。 私は日本で一人で生活しています。毎日毎日日本語の勉強をしています。
キャラクターデザイン系の大学か専門学校に入りたいと思っています。 子どもの頃から日本のアニメや音楽、ゲームに興味があって、日本の雰囲気がとても心に近くて好きになりました。日本に来た時二つ目のふるさとみたいな気持ちになりました。
日本人は礼儀正しくて、気配りがすごくて優しいと思いました。 今でも日本人が好きです。おばあさんに色々可愛がってもらっています。 ありがとうございます。

■Ⅾさん
私は今、高校生です。日本のことを心から愛しています。
(最初は家族と一緒に日本に避難してきましたが)祖父母の看病のためにお母さんと弟は帰国しました。だから今は一人で暮らしています。食事は、自分で作る時もあればコンビニで買う時もあります。
将来は、国際交流や国際政治などに関する勉強がしたい。 ウクライナには絶対に帰りたくない。戦争は簡単には終わらないと思っています。子どもの頃から日本の文化が好きだった。 なので僕は日本のために本気で頑張りたいと思っています。

➡YMCAのウクライナ支援活動の詳細はこちら

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