スリランカ水害被災地支援募金協力のお願い

スリランカでは2010年12月末頃から雨季に重なって豪雨が2週間以上続き、国土の中央部から東部の広範囲にかけ、洪水、土砂崩れによる住宅の倒壊などの被害を受けています。また、8～10万人の住民らが避難生活を余儀なくされ、90万人が深刻な被害を受けていると伝えられています。被害の中心は肥沃な農業地帯であるため、食糧への被害が懸念され、スリランカ政府とWFP（世界食糧計画）は食糧や水の配布などの支援に乗り出していますが、道路の寸断で作業が難航し、デング熱などの感染症が広がる懸念も出始めています。スリランカのYMCAでは、自ら被災しながらも下記の通り救援活動を始めており、日本のYMCAもアジア・太平洋YMCA同盟を通して、その働きを支援していきます。困難な状況にいる人びと、特に子どもたちの笑顔が一日でも早く取り戻されるよう支援募金を宜しくお願い申し上げます。

募金期間 2011年1月28日（金）～3月31日（木）


スリランカYMCAでは国内いくつかのYMCAが浸水被害を受け、中には4階部分までに及んでいる建物もあります。しかし、そのような被災状況にありながらも、スリランカYMCA同盟に救援委員会を組織し、モバイルオフィスを手配して避難生活者への支援物資配給活動がはじめられています。引き続き下記の支援活動を行っていきます。

支援活動 １．すでに行われている支援活動
・緊急救援のための物資配給活動（清潔な水、生活衣料品、子どものための栄養剤と学習教材・文具等）

２．今後、3～4ヶ月以内に予定されている支援活動
・学校再開に向けての修繕作業
・農地水没によって現金収入が絶たれた家族（特に子ども）への食糧配給

３．さらに今後検討している支援活動
・マイクロクレジット（特に被害が深刻な東部地区のYMCA）
・家族、子どもを対象としたカウンセリング、トラウマケア

日本のYMCAからは緊急救援として5千ドルを送金します。

ご支援は、お近くのYMCA　または　郵便局・ゆうちょ銀行　00190-6-464236　財団法人日本YMCA同盟地域国際募金口　（＊スリランカ指定と明記ください）をご利用ください。