【能登半島地震】輪島市の小中学生がスキーキャンプ
能登半島地震から2年。いまも復興途上の能登の子どもたちを応援したいと、YMCAは1月10~12日、富山県の立山青少年自然の家でスキーキャンプを開催しました。 輪島市の小中学生32人のほか、滋賀YMCAと富山YMCAの子どもたち22人、ボランティアリーダー、スタッフなど計70人が参加。中には昨年のキャンプが楽しかったからと、お友だちと誘い合わせて来てくれたリピーターもいました。
雪の多い能登半島ですが、今回の参加者はスキー初心者が多く、どきどきしながら片足スキーをしたり、ハの字での滑走に感激したりと、はじめてのスキーを楽しむ姿が見られました。
子どもたちの上達は早く、2日目にはすっかり慣れて全員がリフトに乗ることができました。雪の降る中でしたが、リフト上から見下ろす景色に、あちこちで歓声があがりました。
宿では、6~7人の生活グループに分かれて過ごしました。初めて出会う子どもたちも、YMCAのボランティアが用意したゲームや歌ですぐに打ち解け、館内には大きな笑い声が響きました。
1日目の夜には雪遊び、2日目の夜にはご当地クイズ大会など、室内でも楽しいプログラムが続きました。
保護者の声(小学4年生)
輪島市は震災後、子どもの数が半減しました。遊び場だった運動場は仮設住宅になり、子どもたちは家でゲームすることが増えました。工事車両が多くて自転車も危ないため、行動範囲も限られています。
大人は家業の復興で忙しく、家族旅行などできませんから、YMCAのキャンプはありがたいです。娘はこれまで3回参加させていただきましたが、いつも「また行きたい」と言って帰ってきます。今回も帰宅後、ボランティアリーダーや新しいお友だちのことなど、お土産話を聞かせてくれました。
4月から中学校と小学校が統合されますが、生徒が増える見込みはありません。2年が経ち、ニュース報道も減りましたが、私たちは町の活性化に向かって頑張っています。時おり声をかけていただけると嬉しいです。
保護者の声(小学2年生、4年生)
我が家は地震で全壊してしまいました。家族は全員外にいたので助かりましたが、子どもは精神的ショックが大きくて、特に下の子は家でも一人でいられなくなり、少しでも親の姿が見えなくなると不安になる状態が続きました。
震災から2年が経ち、少し落ち着いてきたので今回キャンプに参加しました。スキーもお泊りも生まれて初めてでしたから、本当に大冒険でしたが、帰ってくるなり「楽しかった!スキー滑れるようになった」と。不安が自信になった様子で私も嬉しくなりました。 いつもは控えめな上の子も「また行きたい」と懇願するので、今週末に家族でスキーに行ってみることにしました。
この2年間、怖かったこと、寂しかったこと、たくさんのことがありましたが、楽しい経験や新しい出会いの中で、元気に育ってほしいと思います。
このキャンプは、皆さまからお預かりした募金によって開催いたしました。多くの方のご支援ご協力に心より感謝申し上げます。YMCAは今後もキャンプなど楽しい企画によって、被災地の子どもたちの成長を応援していく計画です。