パレスチナ緊急支援について

2023年10月7日以来、イスラエルとパレスチナでは何万人もの命が奪われ、世界中が深い怒りと悲しみの渦の中にいます。12月にはガザYMCAも爆撃され、避難していた市民も犠牲になるなど、現地YMCAも痛ましい事態に巻き込まれています。
パレスチナ自治区内には「ガザYMCA」「東エルサレムYMCA」があり、同じエルサレム内のイスラエル領土には「エルサレム・インターナショナルYMCA」がありますが、10月7日以降パレスチナは全域にわたってイスラエル軍に包囲され、都市間を移動することもできず、YMCAも一時は活動停止となりました。東エルサレムYMCAはその後、ヨルダン川西岸地区での救援活動を開始。日本のYMCAはこれを支援していますが、依然として緊迫した状態が続き「おびえる子どもにかける言葉も見つからない」との報告が寄せられています。
一日も早い停戦を願うばかりです。
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パレスチナと日本のYMCA
パレスチナのYMCAと日本のYMCAが交流を始めたのは2006年、在日本韓国YMCAが創立100周年を迎えたことを記念し、それまで韓国と日本の間で進めてきた和解と共生実現を目指す働きを、アジアそして世界を舞台に行いたいと願って始めました。以来、多くの職員や会員がパレスチナを訪れ、勉強会を開くなどして、交流を続けています。

●東エルサレムYMCA
エルサレム内のパレスチナ自治区域にあるYMCAです。紛争や不当な逮捕などによって心身に傷を負った青年たちに、カウンセリングやリハビリテーションプログラムを提供しています。職業訓練学校の運営、女性のための収入向上プログラム、エルサレムとヨルダン川西岸の子どもたちの交流プログラム、紛争で失われたオリーブ畑の植樹プログラムに取り組んでいます。 オリーブ植樹プログラムには、武力によらない平和への取り組みとして日本のYMCAでは「オリーブの木キャンペーン」を展開、これまでに1,000本を超えるオリーブの苗木を送っています。

●ガザYMCA
2007年から封鎖が続き「天井のない監獄」と言われてきたガザでYMCAは、常に命の危機に脅かされ、移動の自由が全く与えられていないガザの子どもや若者たちに、グループカウンセリングや絵画、演劇、読み聞かせ、音楽やスポーツを通じたレクリエーション活動を提供しています。東日本大震災の時には、日本のYMCAに励ましの絵を送ってくれたり、ガザと日本とで同時に「希望の凧あげ」をしたりと、交流が続いています。
下記のフェイスブックには10月7日までの活動報告が投稿されています。その後11月15日の情報によれば、館内には約200人が避難していますが完全に包囲されているとのことです。

●エルサレム・インターナショナルYMCA
エルサレムの中のイスラエル側にあるYMCAとしてイスラエル人とパレスチナ人の対話の場を設け、双方の憎しみの連鎖を断ち切ろうと活動しています。2014年夏には、エルサレムに住むイスラエル人とパレスチナ人の高校生たちによるYMCA・エルサレム・ユース・コーラスが、日本の音楽関係者の招待により、東京と京都でコンサートを行いました。(=写真)
10月7日以降さまざまな制約がある中でも、和平を願って活動しています。
オリーブの木キャンペーン
平和を願い、パレスチナにオリーブの苗木をおくります

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2002年にパレスチナのYMCAとYWCAで始められたキャンペーンです。オリーブの植樹と栽培を通して地元農家の人々の暮らしを支え、パレスチナに対するイスラエルの不当な扱いに抵抗の意思を示すと同時に、世界にパレスチナの人々の状況を伝え連帯することを目的としています。日本のYMCAはこれまでに1,300本を超える苗木をおくり、植樹や収穫の活動に現地へ参加者を派遣してきました。
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苗木は1本4,000円。武力によらない平和への取り組みとしてぜひご賛同ください。(価格改訂しました)
詳細チラシはこちら(PDF)➡ -
現地JAI(YMCA/YWCA共同事務所 Joint Advocacy Initiative)によるオリーブの木キャンペーンサイトはこちら➡
*植樹や摘み取りの様子、被害状況などが掲載されています。
*苗木を寄附すると、植樹された場所にお名前が刻まれます。
お問い合わせ先 | |
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名称 | 公益財団法人 日本YMCA同盟 |
所在地 | 〒160-0003 東京都新宿区四谷本塩町2番11号[地図] |
電話番号 | 03-5367-6640(代表) |
FAX番号 | 03-5367-6641 |
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