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【能登半島豪雨】ボランティア活動実施中

 輪島市の中心から車で1時間ほどの山間にある町野町(まちのまち)。9月21日の豪雨以来その惨状がしばしばメディアに取り上げられているこの町は、YMCAが1月から6月までスタッフ延べ90人を派遣し、避難所の運営をサポートしてきた場所です。

 現地では、地震後の解体工事が遅れていたため、豪雨による土砂や流木が倒壊家屋に押し寄せる事態となりました。避難所だった小中学校も浸水。街中が泥に覆われている光景に、復興支援にあたってきたスタッフもショックを受けています。

地震後のがれきに押し寄せた土砂や流木

避難所だった小中学校も浸水。避難者たちは2階で暮らしています

 YMCAは再びこの町にスタッフやボランティアを派遣していますが、その作業は想像以上に大変だといいます。
 主要道路の泥は重機で取り除かれましたが、建物周辺や家屋内の泥は手作業でかき出さねばなりません。スコップですくい、土のうに詰めたりトラックに積んだりして運び出しますが、わずか数十メートルの側溝の泥だけでも土のう数十個分となるうえ、水を含んだ泥は重く、気の遠くなるような重労働です。

 家の床下の泥をかき出すのはさらに難しく、家屋の構造によっては専門業者に依頼しなければならないため、費用も時間もかかります。また、床や壁に付着した泥はなかなかきれいにならず、被災者の皆さんは、ブルーシートや新聞を敷いて暮らしています。

「地震では何とか被災を免れた家具も、泥につかって何一つ使えなくなってしまった」
「また避難所で暮らすことになるとは思っていなかった」
――被災者の皆さんの落胆は深刻だと、現地のスタッフは訴えています。

町野町には行方不明者もあり、いまも日々捜索を続けている住民もいらっしゃいます。
「12月には雪が降り始める。それまでに何とかしないと」と、焦る声もあります。

地震の復興作業を共にしてきたYMCAは、引き続き全国から学生や会員、職員を派遣し、支援活動を続けてまいります。
各地で募金活動も行っています。ご支援ご協力をお願いいたします



募金のお願い(豪雨災害の復興募金)

◆募金期間: ~2024年12月31日まで

◆募金使途:  ・輪島市町野町を中心とした、豪雨被災地域での支援活動費(ボランティア派遣費用等)
 *地震による被災者支援活動も、引き続き実施しています。

◆募金方法: 各YMCAの窓口へ直接お持ちいただくか、以下にお振込みください。

①郵貯振替:日本YMCA同盟災害支援募金口 口座番号:00130-4-696497
  ・「2024能登豪雨」とご記載ください。

②銀行振込/クレジットカード:こちらのWebページ⇒から送金ください 

*銀行の口座番号は、募金使途確認などのため、一度メールを送信いただいた上でお知らせしております。ご不明な点などございましたら、遠慮なくお問い合わせください。