【ウクライナ侵攻2年】避難者の6割が「将来に不安」
軍事侵攻から2年となる2月23日、日本YMCA同盟は「特別フォーラム ウクライナ避難者が語る『いま』『これから』」を開催。日本で避難生活を送っているウクライナ人と支援団体など約60人が新宿区の会場に集まり、長期化する避難生活の現状と課題を語り合いました。
●避難者をめぐる概況
避難者の声
避難者の声を受けて行われたパネルディスカッション「私たち日本社会が問われていること」では、行政、NPO、学識経験者からさまざまな課題や意見が出されました。
昨年12月に「補完的保護」制度が適用され、ウクライナ避難者は難民に準じた保護を申請できるようになりましたが、もともと日本の難民施策は十分とはいえず、アフガンなど難民の多くは安定した生活ができていない状況です。 「ウクライナの方々が長期的に安定して暮らせる体制を築くことで、他の外国ルーツの方にとっても住みやすい多文化共生社会を目指すべき」との意見が交わされ、引き続き官民連携して支援をしていくことが確認されました。
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