「日中韓YMCA平和フォーラム」上海で開催しました
日本、中国、韓国のYMCAが2月1日~4日、中国・上海で「第9回 日中韓YMCA平和フォーラム」を開催。総勢約80人が集い、日本からはユース10人を含む19人が参加しました。
このフォーラムは2004年から約2年おきに開催しているもので、主催は「日本YMCA同盟」「中国YMCA全国協会」「韓国YMCA全国連盟」。2021年はオンライン開催だったため、今回は2017年12月に韓国・光州で行われた第7回以来、およそ6年ぶりの対面での開催となりました。3カ国の仲間たちは再び集えた喜びをかみしめながら、上海市内のフィールドトリップを通して歴史を学び、平和実現のために今私たちに何ができるのかについて対話を重ね、考えを深め合いました。
ウクライナ、パレスチナでの戦火が止まず、東アジアでもきな臭い報道が増える中で今回のフォーラムは開催されました。政治社会体制の違いによる3カ国共催の難しさを感じさせられる場面もありましたが、様々な対立が深まる今のようなときこそ、私たちは対話を重ね、交流を通して友情を深め、この地域での平和を構築していかなければならないということをあらためて確認しました。
日本のYMCAは基本原則の中で「私たちは、アジア・太平洋地域の人びとへの歴史的責任を認識しつつ、世界の人びとと共に平和の実現に努めます」と謳っています。3カ国YMCAが共に歴史を学びながら平和の実現に向けて真摯に交流し語り合うこの平和フォーラムを、これからも継続して開催し、そこで確認したことを実行しながら、東アジアそして世界の平和の実現のために一層努力していきたいと思います。 次回、第10回のフォーラムは2年後に韓国で開催されます。 (報告:田附和久)