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ウクライナ避難者支援 夏の活動報告
~キャンプ、宿題会ほか~

 軍事侵攻から一年半。長期化する避難生活は、子どもたちにも深刻な影響を及ぼしています。特に10代は、日本の学校や日本語教室に通いながら、夜はウクライナのオンライン授業を受けるという多忙な生活を送っており、過労やストレスから心身に不調をきたす子どもたちもいます。将来への不安や孤独感、戦争への疑問。やるせない思いを募らせる子どもたちにYMCAは、リフレッシュプログラムやプログラミング体験などを提供。QOL(生活の質)の向上を目指し、伴走サポートを続けています。

【東京YMCA】外国にルーツのある子どもたちのキャンプ

日本で暮らす外国籍の子どもたちを支援しようと8月22~24日、東京YMCAが山中湖センターでサマーキャンプを開催。ウクライナ避難者のほか、モンゴル、ネパール、中国の小中学生計20人が参加。片言の日本語と英語に、身振り手振りやイラストなども交えながらコミュニケーションをとり、雄大な富士山を眺めながらボートやカヌー、クラフトなどのアクティビティーを楽しみました。

ウクライナのアニメ上映会開催

ウクライナのアニメ映画「ストールンプリセンス:キーウの王女とルスラン」の上映会を8月19日、新宿区四谷の「A-Yotsuya」を会場に実施。約90人の避難者親子が鑑賞しました。この映画は、映画会社「Elles Films(エルフィルムズ)」の粉川なつみさんが、ウクライナの映画業界を支援したいと、その配給権を自費で購入したもの。その後、685人から約1000万円の寄附が寄せられ、9月22日から日本語吹き替え版の公開が予定されています。
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ティーンエイジャーの集い

「日本に来てから同年代の友だちと遊ぶ機会がない」。そんな10代の声に応えて8月26日、交流の集いを開催。12人の中高生が「マフィア・ゲーム(人狼ゲーム)」などボードゲームをしながら、ウクライナの流行歌を歌ったり踊ったり、ふざけ合ったり。集いの後は見違えるような笑顔になり、「久しぶりに大声で話した。また来たい!」と話していました。

学生ボランティアと「夏の宿題会」

日本の学校に通い始めた子どもたちにとって、夏休みの宿題は一大事。「朝顔の観察」と言われても朝顔を知らない、数学の文章題が読めないなど、言葉や文化の違いに戸惑うことばかりです。横浜YMCAとYMCA同盟では、ボランティアによる宿題会を開催。翻訳アプリを使うなどして言葉の壁を乗り越え、一緒に宿題に取り組みました。

プログラミング体験 ACRC

Amazonの物流拠点で使われているプログラミングを、ゲーム感覚で体験できるように開発された子ども向けの教材「Amazon Cyber Robotics Challenge(ACRC)」の体験会を開催。5月に続き2度目となるこの体験会には、幼児から高校生まで15人が参加。前回よりもさらに難しいレベルに挑戦するなど、意欲的に取り組む姿が見られました。



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