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ウクライナ避難者がクリスマス会開催
“Ukraine Café HIMAWARI”

ウクライナから日本に避難している皆さんが12月18日、新宿区の“Ukraine Café HIMAWARI” ⇒でクリスマス会を開催。ボランティアを含めて約90人が集いました。

「まさか日本でクリスマスを迎えるとは思っていなかった」--。避難者たちは今年一年の言い知れぬ思いを抱えながらも、手作りのお菓子を持ち寄り、共に歌い、励ましあって、心温かなひとときを過ごしました。

望郷の思いや先行きへの不安から「パーティー気分ではない」という方も多かったため、第一部では心理カウンセラーによる心のケア講座を実施。「新年に少しでも希望や期待がもてるように」とストレス対処法などを1時間余りにわたって学んだほか、日本の文化紹介として配られた「だるま」の目に、願いをこめて色を塗る場面もありました。

心理カウンセラーのナタリア・ネステレンコさんによる講座

バイオリニストのサーシャさん。
スクリーンの絵は、ポスター画家ニキータ・ティトフさんの作品。


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大人が講座を受講している間、子どもたちは伝統的なクリスマスクッキー「ミコライチキ」を作ったり、謎解きゲームをしたり。よそゆきの服に身を包み、にぎやかなパーティを楽しみました。指導したのは「一般社団法人ジャパン・ウクライナパートナーズ」の末導ホルツ欧里香さん。飾りつけも本格的で、まるでウクライナに来たかのような会場でした。

カラフルなチョコペンで、デコレーションクッキー「ミコライチキ」が完成!

謎解きゲーム大会

ウクライナで12月19日は「聖ミコライの日」といわれ、サンタクロースの由来にもなった聖人「聖ミコライ」が、子どもたちにプレゼントを届けてくれる慣習があります。新宿区四谷の会場にも真っ白な衣装の「聖ミコライ」が登場。子どもたちに絵本やお菓子をプレゼントしてくれました。

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聖ミコライから、一人ひとりに絵本とお菓子がプレゼントされました

長いひげの「聖ミコライ」に、子どもたちは興味津々!

プレゼントされた絵本は、貧困や病気など厳しい環境にいる子どもたちへ絵本を贈るNPO法人「チャリティーサンタ(東京)」にご協力いただいたもの。「ぐりとぐら」「だるまちゃん」など日本の絵本を在日ウクライナ人ボランティアが翻訳し、避難者とともに1ページずつ貼り付けました。 「ブックサンタ」の取り組みはこちら⇒(「東京新聞」12/7夕刊一面掲載)

ウクライナの家庭で作られるリンゴ入りのシャルロットケーキや花梨のジャムなど。持ち寄られた手作りの品々に会場は、「実家に戻ったみたい」と大喜び。

手作りのアクセサリーや手芸品も多数展示。天使の飾りや毛糸の靴下、絵画のほか、「日本で勉強中」という刺し子の作品も。

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歌手のしらいみちよさんがアメイジンググレースを熱唱。お土産にリンゴ約300個をプレゼントくださいました。

大人たちも聖ミコライと記念撮影。

会の最後にはウクライナのクリスマスキャロルを合唱。
よきクリスマスと新年を、との思いが会場に響きました。

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今年一年、多くの方の温かな志によって、支援活動を継続できましたこと、あらためて感謝申し上げます。
来る年が平和でありますように。皆さまのご健康と平安をお祈りします。

【協賛】
●サンフロンティア不動産株式会社:会場提供、社員ボランティアによる当日運営など
●NPO法人「チャリティーサンタ(東京)」

YMCAでは今後も、生活相談や各種手続きの支援、日曜学校などを行ってまいります。
引き続き、ご理解とご協力をお願いいたします。

⇒ 日々の支援の様子は、こちらのツイッター➡ をご覧ください。



ウクライナ支援募金 ~YMCA stands for peace; YMCA works for peace ~  YMCAは平和を希求し、平和のために働く



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