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世界YMCA/YWCA合同祈祷週開催
2022.11.13~19

世界のYMCAとYWCAは1904年以来、11月の第2週を合同祈祷週とし、毎年一つのテーマを決めて世界各地で礼拝や集会を行っています。今年のテーマは「Ignite: Praying the Impact(運動の拡がりに火をともす~祈りによって)」。
両会長から発信されたメッセージを紹介します。



YMCA・YWCA両会長のメッセージ

 この2年間、世界のYMCAとYWCAは、新型コロナウイルスの世界的大流行により、いくつかの危機的な課題に直面しました。私たちの多くは、この2年間に起こった前代未聞かつ未だに収束しない出来事を振り返りながら、苦慮しています。私たちは、自身が今どこにいるのか、どこに向かっているのか、私たちの揺るぎない信念とは何かについて考え続けている段階にあります。

 2020年の合同祈祷週間で私たちは、自分自身とコミュニティーのために、レジリエンス(回復力)を高めるための希望の光を求めて歩み始めました。これは、個人にとっても、また信仰による世代を超えた運動としても、再発見と精神的成長をもたらす機会となりました。

 2021年の合同祈祷週間で私たちは、課題を克服するための再生と回復のプロセスを経験しながら学びを深めていきました。私たちは、パンデミックの影響により散り散りになってしまいましたが、同時にこれは私たちの変革の歩みの一つとしてチャレンジすべき課題であることを受け入れ、繋がり続けることを確認しました。私たちYMCA/YWCAのどちらの運動も、暴力や戦争の無い、より自由で良い世界を作るという明確なビジョンと目標を持っています。このビジョンに基づき、私たちは希望と熱意をもって、地域社会のための働きを続けています。

 今年の合同祈祷週を迎えるにあたり、私たちは心を一つにすることでより強くなり、世界に良い影響を与えることができると信じて前進を続けています。世界YMCAは2022年7月に第20回世界YMCA大会を開催し、世界中から参加者が集い、新たな活力を得て、私たちの活動に火を灯しました。世界YWCAも同様の思いをもって、2023年の世界総会を準備しています。

Ignite : Praying the Impact(運動の拡がりに火をともすー祈りによって)が今年の合同祈祷週のテーマです。このテーマは、世界YMCAの長期計画「Vision 2030」と世界 YWCA の「Goal 2035」に沿ったものです。これは、国連の持続可能な開発目標(SDGs)に基づき、祈りを持って行動し、共創のプロセスを受け入れ、過去から学び、力強く献身的に、レジリエンスをもって団結することを呼びかけています。私たちは、「全人」「希望」「責任」「尊厳」という価値を選び、心を合わせて祈り、世界中のコミュニティーで永続的な影響(Impact)をもたらすため、一つになって変革に取り組むことが必要です。

私たちは、この祈りの週に、世界中のYMCA-YWCAに連なる人々が私たちの生活と地域社会にポジティブな影響(インパクト)を及ぼすために祈ることを呼びかけます。
私たちは、全能の神が、人々に奉仕し豊かな生活をもたらすために尽力しているYMCA・YWCAに変わらぬ祝福を与えてくださっていることを感謝します。
私たちはまた、戦争、暴力、不正の中にあって、厳しい苦しみと苦難にさらされている人々のために祈ります。
私たちは、最も困難な状況にある人々のために心を尽くして組織的に活動することを通して、神の愛の証人となりましょう。
私たちは、変革のために祈り、働きかけましょう。
そして、世界中の地域社会にポジティブな影響(インパクト)を及ぼすために、Ignited (火をともす存在)であり続けましょう。

世界YWCA会長
ミラ・リゼック 

 

世界YMCA同盟会長
ソヘイラ・ハイエック



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