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プログラミングの楽しさを児童養護施設の子どもたちに
「Amazon Cyber Robotics Challenge」を活用した教育プログラムを開始

YMCAとAmazon による大規模協働プロジェクト

公益財団法人日本YMCA同盟(以下、YMCA)では、2019年より「誰もがテクノロジーで世界を変えられる」をテーマとするプログラミング教室を開講しています。この取組みは、多様な環境に身を置く青少年に、ICT(情報通信技術)・プログラミングを学ぶ機会を広く提供することを目的に、アマゾンジャパンとの連携のもと、日本国内で展開している地域貢献プログラムです。これまでに、全国で約900名の子どもたちが参加しています。

特に、2020年以降のコロナ禍では、学校・塾を始めとしてオンライン化が急速に進み、子どもをめぐるICT環境、すなわち学校の整備状況、家庭の経済状況(パソコンやタブレット、インターネット環境の有無)や保護者の理解が、ますます「学びと将来格差」につながるようになりました。中でも、被虐待児童が多く暮らす児童養護施設では、一人ひとりがいつでも自由に使えるコンピュータが少ないため、ICTスキルを身に付けて社会に出るための機会が、一般家庭に比べ特に不利と言われています。

このような状況においてYMCAでは、児童養護施設や里親家庭の若者の就業を支援するNPO法人フェアスタート(神奈川県横浜市)の協力を得て、児童養護施設で暮らす子どもたちを対象に、アマゾンが全世界で展開するコンピューターサイエンス教材「Amazon Cyber Robotics Challenge」を活用した教育プログラムを開始しました。

10月26日(火)は「社会福祉法人みその 聖園こどもの家」(神奈川県藤沢市)の子どもたちを対象に、初の「Amazon Cyber Robotics Challenge」イベントを開催しました。同施設の子どもたちは、ゲームを通じてAmazonの物流拠点であるフルフィルメントセンターで稼働するロボットを動かすコーディングを模擬体験しました。またYMCAの高校生たちがメンター指導者となり、コンピュータに触ったことがない子どもたちや、知識や経験が少ない子どもたちにも、感覚的にプログラミングの基礎が学べるように伴走しました。

今後は関東甲信越地方の児童養護施設で暮らす子どもたち向けに対面あるいはオンラインで教室を展開し、2022年1月以降は全国の児童養護施設(約600箇所・児童数 約27,000人)のうち約1万人まで対象を拡大していく予定です。



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名称 公益財団法人 日本YMCA同盟
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電話番号 03-5367-6640(代表)
FAX番号 03-5367-6641
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