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ルービックキューブ日本デビュー40周年記念ワークショップ
「ルービックキューブとハンガリーを知ろう!」開催!


10月17日(土)にハンガリー大使館による「ルービックキューブ日本デビュー40周年記念ワークショップ ルービックキューブとハンガリーを知ろう!」がハンガリー大使館文化部ハンガリー文化センターで開催されました。

ハンガリーは世界に名だたる発明大国であり、その発明品の一つがルービックキューブです。日本で1980年に発売されたルービックキューブは空前の大ヒットとなり、初年度だけで400万個を売り上げました。今もなお人気のルービックキューブの発売40周年を記念して、ハンガリー大使館とYMCAにより中高生向けのワークショップを企画いたしました。

当日はあいにくの雨模様でしたが、勝田基嗣様による歴史、文化の解説に埼玉YMCAの子どもたちは目を輝かせ、言語学が専門のハンガリー文化センター所長ナジ・アニタ様によるハンガリー語講座では「イゲン(はい)」、「ネム(いいえ)」「クスノムセーペン(ありがとう)」などの言葉を学び、ちょっとしたハンガリー通になりました。

続いて、ハンガリー大使館科学担当参事官のホッスー・ホルテンズィア様によるハンガリーの発明のプレゼンテーションでは、ハンガリー人による発明の数々に参加者の目はまさにくぎ付けでした。ルービックキューブにとどまらず、ボールペンもハンガリー人の発明であったことには驚きの声があがり、さらにワープロソフトのワード(Word)、安全で音の出ないマッチ、炭酸水など、我々が身近に使っているものにもハンガリー人の発明があったことには驚きを隠せませんでした。

参加者が中高生でありましたので、比較的静かに進むと想定していたワークショップは、予想に反して大盛り上がりとなりました。驚きと新しい知識の洪水だったハンガリー側のレクチャーと日本のルービックキューブの販売元であるメガハウス様による大変面白い個人指導に興奮を隠せない参加者たち。各自にいただいたルービックキューブを手に格闘し、時間のたつのも忘れてしまったようです!気が付いたころには予定時間は大幅にオーバーしていました。最後は、ハンガリー文化センターのオフィスも訪問し、大使館の業務の一つを理解しました。

今回は新型コロナ感染を防ぐため、おいしいと評判のハンガリー料理のランチはお預けとなりましたが、代わりにチーズを使った塩味の軽いスコーンのようなお菓子「ボガーチャ」とクリスマスシーズンには欠かせない「メーゼシュカラーチ(ジンジャークッキー)」のセットをいただきました。すでにお昼時間を大幅に過ぎて帰途に就いた参加者たちは、もしかしたら車中でこのお土産を食べていたかもしれません。次回はぜひともハンガリー料理のランチをいただきたいですね!

また会いましょう、を合言葉に、ハンガリー大使館ワークショップは無事に終了いたしました。


ハンガリー大使館、ハンガリー文化センターの皆様にはこのような素晴らしいワークショップを開催していただき、心から御礼を申し上げます。今後、埼玉、群馬などでもこのようなすばらしいルービックキューブのワークショップ開催が実現することを改めて願っております。きっと今回同様、大好評でしょう!


参考までに
ルービックキューブとは:
このシンプルな立方体のパズルの誕生は、1974年に遡ります。生みの親は、ハンガリーの彫刻と建築学の教授であったルービック・エルノー先生。(ハンガリーの名前は日本と同じように、苗字が先に来て名前が続きます。日本でエルノー・ルービックと紹介されているのは、ヨーロッパ、アメリカの名前の並び方によるものです。)当時の教え子に、3次元幾何学を説明するために考案した木製の立方体が現在のルービックキューブの原型になっています。

ルービック氏は、この立方体それぞれの面に違ったカラーリングを施し、回転する仕組みを設けたところ、一度色がバラバラになってしまうと、それを元に戻すことが困難になることを発見しました。当時はルービック氏自らでもその復元に1カ月以上の時間がかかったと言われています。

1977年に「マジックキューブ」の名称で発売すると、ハンガリー国内で異例の大ヒットとなり、1980年には世界展開のために発明者の名前を冠して、名称を「ルービックキューブ」に変更します。1982年までの2年間で1億個以上という、驚異的な売上を記録しています。

発売から40年以上を経た現在も、ルービックキューブの人気は衰えることなく、今も世界中の人々に愛され続けています。





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