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持続可能な世界の構築につながる復興をめざして

国際マザーアース・デーに寄せて


4月22日は国際マザーアース・デーです。地球環境について考える日として提案された記念日で、2009年の国連総会でこの日を「国際母なる地球デー」(International Mother Earth Day)に制定し、翌2010年から実施しています。

いま、地球温暖化の問題が、CoVid-19の声にかき消されています。
産業革命以来、地球の温度は上がり続けてきました。これまでの世界的な危機は、人為的な破壊により人命を奪う危機でした。このCoVid-19は、人間とって恐ろしく、厳しい現実です。その反面で皮肉なことに、感染対策のために人の移動が少なくなったことにより、地球環境にとっては、加速していた温暖化が一息つき、クリーンな状態になりつつあるのです。

安全のためにはなれていても、私たちはつながっています。
今は移動を控え、あなたと、あなたと大切な人のいのちを守りましょう。
そして、地球とともに、新しい未来をつくりましょう。
YMCAは、いまこそ地球温暖化に対応しながら、誰もが安心して暮らすことのできる、持続可能な世界の構築につながる、Covid-19からの復興をめざします。


国連広報センターからのメッセージです。
私たちYMCAもこのメッセージに賛同します。
いまこそ、ポジティブネットのある豊かな社会をめざして。

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国際マザーアース・デーを迎える今日、全世界が第二次世界大戦以来の最大の危機である新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)を注視しています 。
私たちは一丸となって命を救い、苦しみを和らげ、経済的・社会的衝撃を軽減しなければなりません。
COVID-19の影響はすぐそこにあり恐ろしいものです。
しかし、もうひとつの深刻な緊急事態が存在します。拡大している地球の環境危機です。
生物多様性が急速に失われています。
気候崩壊は後戻りできない域に達しようとしています
私たちは決意をもってCOVID-19、そして、気候崩壊よる滅亡の危機から地球を守らなければなりません。
現在の危機は、これまで経験したことのない私たちへの警鐘です。
私たちは、この復興を、未来のために正しいことをする真の機会とする必要があります。
私は今後の復興とそのための取り組みを形作る、6つの気候に関する行動を提案します。

第1に、COVID-19からの復興への取り組みに多額の資金を費やすなか、環境に配慮したグリーンな方法で新しい雇用やビジネスを提供しなければなりません。
第2に、税金による事業救済措置は環境に配慮した雇用と持続可能な成長の達成に関連づける必要があります。
第3に、財政支援策は、CO2を排出する経済からグリーン経済への転換を促し、社会や人々をより強靭にしなければなりません。
第4に、公的資金は過去ではなく、未来のために投資されるべきであり、環境・気候変動対策に寄与する持続可能な経済部門やプロジェクトに向けられるべきです。化石燃料への補助金は撤廃し、汚染に加担している者は代償を払わなければなりません。
第5に、気候リスクや機会は金融制度、また、公共政策の立案、そしてインフラにも含まれるべきです。
第6に、国際社会として協力し取り組む必要があります。

以上の6つの原則が、私たちがともによりよく復興するための重要な手引きとなります。
ウイルスと同様、温室効果ガスは国境などに配慮をしません。
今年の国際マザーアース・デーに際し、地球、そして人々にとって健全で強靭な未来の実現を私とともに訴えてください。

国連広報センターHPより
国際マザーアース・デーに寄せるアントニオ・グテーレス国連事務総長ビデオ・メッセージ(ニューヨーク、2020年4月22日)

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2020年4月23日
日本YMCA同盟

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