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ミャンマーYMCA訪問報告

日程:2018年1月10日(水)~16日(火)
訪問先:ミャンマー ヤンゴン、ネピドー他
訪問者:高村文子スタッフ(横浜YMCA)、社会福祉法人賛育会スタッフ2名、山根一毅スタッフ(日本YMCA同盟)




2年前に軍政が終わったミャンマーは、それまでは複数の民族と政府軍の間で戦争が続いていました。
今回、ヤンゴンからネピドーの間にあるタウングーと周辺のカレン族が暮らす地域を、横浜YMCA、社会福祉法人賛育会、日本YMCA同盟が、現地で活動するミャンマーYMCA同盟と医療活動や八角の植樹に取り組む日本人医師、林健太郎氏が率いるNGO「ベアフット・ドクターズ・ミャンマー」と共に訪ねました。


停戦後、道路網は整い始め、住民の医療へのアクセスも少しずつ改善してきています。
しかし、そのような状況にあって、私たちが気づいたのは、高血圧などの生活習慣病に起因する体の麻痺など、介護や介助が必要な高齢者がたくさんいることでした。 生活水準や医療の向上により、人々がこれまでよりも長い人生を享受できるようになる一方、特に農村部では都市や外国への若者の流出により若年人口は減り始めます。 介護や介助の概念がまだないミャンマーで、高齢者自身と高齢者を支える家族や若者の負担を減らすことに横浜YMCAと賛育会が共同で取り組みます。

コミュニティの方々からの意見聴取

介助のデモンストレーション

また、まだ麻薬や檳榔(びんろう)といった違法な作物や健康を害する作物の栽培から収入を得る地域も多くあります。その代替作物として、また、焼畑と農地の十分な管理がなされないことによる環境破壊や災害を防ぐために、香辛料として需要のある八角の栽培を、ベアフット・ドクターズ・ミャンマーと共に取り組みます。

栽培予定地域のダウンダウンジー村

植樹林

日本のYMCAでは植樹のための募金を行い、苗木を農民たちに届け、地元のYMCAとベアフット・ドクターズ・ミャンマーが共同で栽培や販路の拡大をサポートする予定です。

八角の苗木

これから詳細をミャンマーYMCA同盟、地元YMCAとも話し合い、2018年度からそれぞれのプロジェクトをスタートする予定です。

報告:日本YMCA同盟 山根一毅



お問い合わせ先
名称 公益財団法人 日本YMCA同盟
所在地 〒160-0003 東京都新宿区四谷本塩町2番11号[地図]
電話番号 03-5367-6640(代表)
FAX番号 03-5367-6641
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