第18回世界YMCA大会が開催されました
2014年6月29日から7月5日、米国コロラド州エステスパークのYMCA・オブ・ザ・ロッキーズにて、世界83ヶ国から1300人が集い、世界YMCA大会が行われました。今回の大会のテーマは「Empowering Young People」、若者こそがYMCAの主役であるというメッセージが大会全体に表現され、2010年からの4年間の報告と今後の4年間の計画が承認された他、参加者全員が20名ほどのグループに分かれて話し合った「グループワーク・セッション」や「テーマ別ワークショップ」、「パネルディスカッション」などでは、世界63ヶ国から推薦された220名のチェンジ・エージェントが活躍しました。日本からは28名が参加し、そのうち15名がユース世代でした。
世界YMCA同盟 OUR WAY計画が発表されました 2010年からのNEW WAY計画を引き継ぎ、ユース・エンパワーメント（青年が自信を持ち、これからの社会を創る担い手となる）の団体として更に前進します。ボランティア活動や教育の機会などを通して若者の自己変革（Transformation）を促し、自分自身や家族、地域社会、世界により良い影響（Impact）をもたらすことができる場や機会（Space）があるという自らの認識を、今後は対外的にも更に強くアピールしていくことが確認されました。また、世界の若者が抱える課題として仕事と雇用（Employment）、健康（Health）、環境（Environment）、社会参画（Civic Engagement）の4つを挙げ、これらの課題にユース・エンパワーメントを中心に取り組むと同時に、推進力として財的資源の獲得（Resource Development）、世界への情報発信の強化（Communications, Advocacy, Research & Impact）とYMCAの組織力の強化（Movement Strengthening）に更に力を注ぐこととなります。グループワーク・セッションでも、これらの計画をどのようにローカルYMCAの活動と関係づけていけるのか、活発な議論がなされました。
世界YMCA同盟役員、常務委員の選挙が行われ世界から23名が選出され、日本からは廣瀬頼子氏（神戸YMCA所属）が選ばれました。
