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YMCA地球市民育成プロジェクトに関するQ and A(2013)

YMCA地球市民育成プロジェクトへのご参加をご検討中の方、参加にむけてのご準備をされている方から寄せられるご質問を以下にまとめました。質問のカテゴリーは以下の4つに分かれています。お申し込み前にご一読ください。

質問のカテゴリーは以下の4つに分かれています。
-地球市民育成プロジェクトについて
-夏期研修の内容について
-夏期研修参加にあたって
-YMCAが初めての方へ


-地球市民育成プロジェクトについて 【なぜ日本のYMCAは地球市民育成に取り組んでいるのですか?】 YMCAは世界119の国や地域で、青少年育成や国際協力を100年以上続けています。地球市民育成プロジェクトでは、世界に広がるYMCAのネットワークを活かし、環境問題、紛争、広がる格差など、今日、世界で起きているさまざまな課題への理解を深め、解決に向けて行動するユース(若者)を育てることを目的としています。

【地球市民育成プロジェクトの成果にはどのようなものがありますか?】 ひとつの成果として、「ユース宣言」が挙げられます。2011年度の地球市民育成プロジェクトは東日本大震災の発生を受け、震災について振り返る機会、そしてエネルギーについて学び、考える場としました。研修では、震災後の日本に寄せられた多くの国々からの支援、原発産業の構造から見える日雇い労働の実態、放射能による汚染について学び、私たちの生活が世界とつながっていることを強く実感しました。その経験が、今後ユースが大切にしていきたいことや、これからの生活で心がけたいことを発表する「ユース宣言」につながりました。

-夏期研修の内容について 【宿泊施設はどのような所ですか?】 富士山のふもとにある「国際青少年センターYMCA東山荘」を会場に行われます。

【夏期研修ではどんなことをするのですか?】 <特色1>世界で起きていることを体感する「ワークショップ」
講義だけではなく、ワークショップ(=問題解決型トレーニング)を取り入れています。世界の格差がどのように広がるのか疑似体験し、「公正な経済活動」はどうしたら実現できるのか話し合っていきます。

<特色2>現場で学ぶ「フィールドワーク」
2012年度は、「地域社会から世界につながる課題」、「YMCAの取り組み」をテーマに、グループに分かれて靖国神社(東京)、野宿者支援(横浜・寿町)、ハンセン病療養所・復生記念館(静岡)を訪れ、市民活動家や職員からの声に耳を傾ける機会となりました。

<特色3>行動を起こす人になる「アクションプラン」
最終日には、アクションプラン・行動宣言を発表します。自分の生活基盤である地域や 大学で何ができるか考え、伝える力を養います。これまでのアクション例は「留学生にも暮らしやすいコミュニティースペース(空間)をつくる」、「エシカル(倫理的な)トレード/フェアトレード推進企業・団体情報や商品の購買体験レポートをSNSで発信し、周りに広める」などさまざまです。

【他に、どのようなプログラムがありますか?】 ・ネイチャープログラム
豊かな自然を体験するネイチャープログラムは、沢登りをしたり、天然水を味わったりと、富士山の自然を知りつくしたガイドの案内で行われます。過去の研修生の中には、英語は少し苦手でも、思いきり体を動かしリラックスできたという人もいます。

・交流会
日本の研修生は浴衣や甚平を着て、茶道や空手を紹介しました。韓国の研修生は伝統的楽器を使った演奏、台湾の研修生は大人気の日本アニメソングのお披露目を行うなど、ともに楽しい時間を過ごします。

-夏期研修参加にあたって 【このような研修に参加するのが初めてですが、大丈夫でしょうか?】 YMCA地球市民育成プロジェクトは、事前学習、夏期研修、事後活動と順を追って体系的に学べる年間のカリキュラムに沿って進められますので、安心して参加してください。

【他の参加者はどのような人がいますか?】 YMCAのユース・ボランティア、スタッフや専門学校生や、初めてYMCAを知った大学生、留学生も多数参加しています。

【大学で専門的に学んでいるわけではないのですが、「国際協力」や「人道支援」などに興味があります。参加しても大丈夫でしょうか?】 専門知識や大学での専攻を問わず、どなたでもご参加いただけます。一人一人の興味関心に沿って担当のリソースパーソン(大学教員、NGO職員等)が問題意識の整理や事前学習について丁寧にサポートしますので、ご安心ください。

【どの程度の英語力が必要ですか?】 東北アジアからのユース約30名も加わって行われる研修のため、基本的には英語で進められます。しかし、どの人も英語を母語にしているわけではありませんので、ゆっくり、はっきりと、間違いを恐れず挑戦してください。また、下記の感想にもあるように、「何を伝えたいか」を明確にすることが大切です。

【海外の人とのコミュニケーションに不安がありますが、大丈夫でしょうか?】 夏期研修では少人数制(1グループ6~7人)を取り入れています。これを「ホームグループ」と呼んでいます。また、日本の参加者のみで理解できなかった部分を共有する時間をもっています。

【研修生の進路にはどのようなものがありますか?】 これまでに国内外160人以上が参加しました。その後は国際会議の運営を行う民間会社に勤めはじめた人、大学院に進学し専門性を高める人、世界規模のYMCAのネットワークを活かし、アジア・太平洋YMCA大会(2011年9月、マレーシア・ペナンで開催)等に参加した人などさまざまです。

-YMCAが初めての方へ 【YMCAはどのような団体ですか?】 日本のYMCAではキャンプ、ボランティア活動、国際協力・交流、ウエルネス(心・知性・身体のバランスを大切にしながら行う体育活動・野外活動)、専門学校、フリースペース、チャイルドケア、平和教育、生涯学習の場など、すべての人の成長を願い、全国238カ所の拠点を通して提供しています。YMCAについてはこちらをご覧ください。



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担当 全国協力 佐々木・永岡
電話番号 03-5367-6640(代表)
FAX番号 03-5367-6641
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