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ハイチ地震から1年
ハイチYMCAアポロン総主事からメッセージ

ハイチ大地震から1年が過ぎて
ハイチ大地震からちょうど1年にあたる12日、犠牲者を悼む追悼式典が行われました。地震で倒壊した首都・ポルトープランスの大聖堂には、数千人が集まり、追悼ミサが行われました。大聖堂の前には、いまなお帰るところのない人々が暮らすテントが折り重なるように連なっています。またがれきが山積し、そこかしこで現在も行方不明者の遺体が見つかっています。

1年前に起きたマグニチュード7.0の地震では、ハイチ政府によると、31万人以上が死亡、約81万人が今もテントで暮らしています。また、コレラの流行や大統領選挙をめぐる混乱で、本格的なハイチの復興には長い時間がかかるとみられています。復興の遅れに対する不満は高く、人々のストレスは高まり、デモや抗議行動なども行われています。いまは人口の30%以上が失業状態にあり、明日の生活に希望が持てない状況です。

ハイチYMCAは世界中のYMCAから希望の絆と支援を与えられ、コミュニティで暮らすファミリー、青年たち、子供たちのための活動を続けています。昨秋には、新しい本館を再建することができ、ハイチ社会再建のためにこれからも最善を尽くしていきます。


ハイチYMCA 総主事 グウェナエル・アポロン

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