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ハイチ地震被災地支援
募金総額10,516,236円

全国のYMCAでは、ハイチ地震被災地支援募金を行ってまいりました。
寄せられたお金の総額は 10,516,236円 となりました。
皆様のご協力に心より感謝申し上げます。

2010年1月13日、ハイチで発生した地震により、死傷者は約22万2,500人、被災者は約370万人(人口の3分の1以上)にも上る大きな被害が発生しました。被災の中心地では、建物の約8割が倒壊し、被災から半年以上経った現在でも、150万人以上の人々が避難所で生活を送っています。
皆様から寄せられた募金をもとに、ハイチYMCAでは、特に子どもたちを対象とした支援活動を行っております。以下、感謝をもってご報告を致します。

◆緊急支援物資の配布、被災地調査
1月から4月に、食物や緊急支援物資を多くのコミュニティへ配布し、他のYMCAや関連団体関係者と被災地の状況調査を実施しました。

◆子どものプログラム・キャンプ
子どもたちへレクレーションやスポーツ活動などを提供するとともに、他国YMCAの協力により、キャンプへ子どもを派遣し、子どもたちの心を癒す時をもちました。
・9名をニューヨークでのキャンプへ派遣
・75名が北米Y協力のハイチサッカーキャンプ参加
・4名が日本へ、神戸、京都訪問 余島キャンプ

◆寄贈コンテナによるプロジェクト
支援物資がつめられたコンテナを活用し、今後プロジェクトを行います。
・緊急支援物資倉庫
 緊急支援物資倉庫を5つのコミュニティのYMCA敷地内に設置し、将来起きるかもしれない災害に備えます。
・図書室として活用
 既存の図書室が湿気により状態が良くないため、コンテナを活用した図書室をつくり、子どもたちの本を読む能力と将来への夢を育みます。

◆新しい会館の建設
地震により会館が全壊しましたが、地震やハリケーンの被害を防ぐことができる新しい会館を建設しました。コミュニティにおいて弱い立場にある人びとを支援する拠点として、研修や教育活動を実施します。インターネットカフェなども計画中です。

ハイチより4人の児童と総主事が来日 ◆最も困難な状況にある子どもたち
ハイチYMCAに所属する12歳から15歳の子どもたち。地震で家を失い、ベースキャンプで暮らす児童、家族・両親を亡くした児童など、最も困難な状況にある子どもたちが選ばれ来日しました。日ごろはアフタースクール等に在籍しています。

◆同じ経験をした神戸へ、そして日本の人びとと
・全国のYMCAから寄せられた支援募金、神戸市社会福祉協議会への感謝と報告
・子どもたちの心のケア、レクリエーション、交わり
・同じ震災を経験した神戸の人びととの交流と学び

◆スケジュール
10月7日 到着・神戸市長面会 神戸市社会福祉協議会訪問
10月8日 神戸YMCA訪問
10月9日-11日 神戸YMCA余島キャンプ参加
10月12日 神戸市中央小学校訪問(児童との交流) 京都移動・観光
10月13日 京都YMCA訪問・報告会実施
10月14日 出発

子どもたち、総主事からのメッセージ ◆子どもたちより
日本での一番の思い出は神戸YMCAの余島のキャンプでした。サッカーをしたり、ボートに乗ったり、みんなで遊んだり本当に楽しかったです。日本訪問を通して、多くの人がハイチの災害・復興に力を貸してくれているのだという繋がりを感じることができました。ありがとうございます。(抜粋要約)

◆Gwenael Apollon 総主事より
今回、同じ大震災を経験した神戸を訪れ、震災に関する資料館を見学し、YMCAや神戸市社会福祉協議会の人たちと話をすることを通して、震災の記録を残してそれを後世に伝えようとしていることに深く感銘を受けました。被災をした人にとって最もつらいのは”忘れられる”ことです。ハイチYMCAも将来のために記録を残し、広く世界へ発信すると共に、将来への備えもしていきたいと考えます。子ども達は、大震災から復興した神戸の町を見て、励まされたことと思います。そして何よりも、今回の滞在で私達は多くの人たちから心からの歓迎を受けました。それは子ども達にとって心の癒し、未来に生きる希望となったに違いありません。

受入れ及び報告協力:神戸YMCA(永井道子氏)、京都YMCA(阿部和博氏)、日本YMCA同盟(伊藤剛士氏・APAY委員)



お問い合わせ先
名称 公益財団法人 日本YMCA同盟
電話番号 03-5367-6640
FAX番号 03-5367-6641
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