
日本のYMCAは伊勢湾台風、阪神・淡路大震災、東日本大震災、熊本地震、能登半島地震等の大規模災害が発生した際、全国のYMCAで協働して被災地支援活動を行ってきました。その活動の原型は1923年の関東大震災発生時に先人たちによって行われた働きに見出すことができます。
2023年、関東大震災から100周年の節目を迎えた機に、私たちは当時の資料をまとめました。YMCAの災害支援活動の原点となった当時の活動の様子をどうぞご覧ください。
同時に、今後、大規模災害に遭遇したとき、関東大震災の際に発生した朝鮮人・中国人虐殺という惨劇を繰り返させないために必要な教訓も先人の歩みの中から学びたいと思います。
当時の写真から

震災直後の東京YMCA会館
神田の東京YMCA会館は、上階が崩れ内部も焼失しましたが、裏手の体育館が避難者の収容所となりました

神田での救護の様子
9月3日以降、各地で負傷者の救護、水や食糧の供給、迷子の捜索、無料郵便、身の上相談、簡易喫茶室等、さまざまな活動が展開されました

横浜市内のテント救護所
救護部の活動は横浜でも行われ、横浜市内の各所にもテント救護所が設営されました

自動車で救援活動に向かう職員たち
震災後の救援活動には自動車が大いに活用されました。不足する運転手を養成するために東京YMCAでは自動車学校を開設しました

東京YMCA会館屋上に立つ主事たち
焼け残った会館屋上に立つ東京YMCAの主事たち。背後にニコライ堂が見えます。右は後に日本YMCA同盟総主事を務めた永井三郎

取り壊される東京YMCA旧会館
被災した東京YMCA会館は取り壊され、その後建てられた仮会館で活動が継続されました

焼失した東京YMCA会館
東京YMCA会館は地震後に発生した火災によって内部が全て焼失しました

被災した東京帝国大学YMCA会館
東京YMCA、横浜YMCAの各会館のほか、同盟会館、東大YMCA会館等も被災しました

復興会館建築資金募集運動
震災後、復興、新会館建設に向け、大規模な募金運動が国内外で展開されました
YMCAの支援とは
~阿部志郎氏メッセージ~

機関紙「The YMCA」2023年9月号では、救護活動の様子をまとめたほか「YMCAと社会福祉~関東大震災100年に寄せて」と題し、横須賀基督教社会館会長の阿部志郎氏より、YMCAの支援活動の精神についてお話いただきました。
