「東京都ウクライナ避難民マッチング支援事業」を開始しました
公益財団法人日本YMCA同盟は7月4日、東京都及び東京都つながり創生財団と、「東京都ウクライナ避難民マッチング支援」について協定を締結しました。愛称は「ポプートヌィク・トーキョー」。ウクライナ語で寄り添う伴走者を意味しています。
この協定は、ウクライナから東京に避難してきた方々が、地域で自立して安定した日常生活を送れるように、避難者及びその家族・支援者の現状やニーズを把握し、国、区市町村、支援団体等と連携を図りながら、一人ひとりに寄り添った支援策に結び付けていくことを目的としています。
日本YMCA同盟は、全国1,458人(7月3日時点)の避難者のうち、137名のウクライナから日本への渡航支援と、335名の来日後の生活支援を行っており、民間団体としては最大規模となっています(7月5日時点)。戦禍を逃れ1万キロを経てたどり着いた日本で不安や孤立に陥ることがないよう、一人ひとりの生き方や生活スタイル、これまでの学びやキャリアを尊重し、地域や人々のニーズに合わせたプログラムを提供してきたYMCAだからこそできる「伴走サポート」を行って来ました。
連携事業については、在日ウクライナ大使館・在日ウクライナ人によるNPO等と協働しUkraine Café HIMAWARI(四ツ谷)での生活相談・オリエンテーション、日本語教室など展開、また法務省に協力をして「身寄りのない避難者」(未成年者や障がいのある方)の受け入れ先の調整も行っています。
全国1,458人の避難者のうち、約300人が東京都に集中しており、戦況の見通しが立たない中、今後も日本への避難者は増加することが想定されます。全体的な傾向として、住宅の提供や生活に必要な最低限な財的支援は段階的にいきわたりつつも、就業、教育・保育、医療・介護、メンタルヘルスなど課題が顕在化しています。
公益財団法人日本YMCA同盟では、都営住宅等を訪問し、ウクライナ避難者から課題やニーズを聴き取り、国、区市町村または支援団体等との連携を視野に、一人ひとりが本当に必要とする支援策を講じ、解決策を図って行きます。

■支援の状況は随時Twitter(https://twitter.com/YMCAHELPUKRAINE)でご報告しています。
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