大阪YMCA
「おいしい!」は世界をつなぐ
不登校経験者と留学生による料理教室
不登校経験者支援×異文化交流×料理教室
さまざまな理由で学校に行けなくなった経験を持つ10代の若者が留学生と一緒におしゃべりしながら料理を作る「わいYおしゃべりクッキング」が1月31日にスタートしました!
この企画は、大阪YMCAのユースボランティアグループ「Uni-Y」(ユニワイ)による取り組みです。関西の大学、短大生を中心に構成されたUni-Yは、「グローバルな視点からローカルな問題に取り組む」ことを目標にボランティア活動や海外研修を行っています。
今回始まった「わいYおしゃべりクッキング」は、料理という身近な体験を通じて、将来の可能性を広げるために役立つ異文化理解・協力のスキルを伸ばすことを目的とした活動です。ともすれば自分の殻に閉じこもってしまう不登校経験者にも、自分の世界を広げる機会を提供したい。Uni-Yメンバーのそんな思いから始まったこの活動は、大阪YMCA国際専門学校の高等課程「表現・コミュニケーション学科」の協力で実現しました。

参加者、留学生、Uni-Yメンバーそろっての集合写真
初めての実施ということで、Uni-Yメンバーの緊張と期待が入り混じる中、迎えた当日。大阪YMCA土佐堀会館の教室を利用し、2時間ほどのプログラムを行いました。記念すべき第1回のメニューは、「オンノ・カウスエ(ココナッツスープ麺)」というミャンマー料理。ミャンマー出身の2人の留学生を先生に、8人の参加者が初めてのミャンマー料理に挑戦しました。食材を切り、麺を茹でてスープを用意する。留学生の監督の下、役割分担して料理をつくりあげていきます。1時間ほど後、ココナッツスープのいい匂いが教室に広がりました。待ちに待った実食の時間は、ミャンマーの文化や参加者の将来の夢などについておしゃべりしながらみんなで1つのテーブルを囲みました。協力してできあがった「オンノ・カウスエ」は、とっても美味しい味でした。

役割分担してミャンマー料理に挑戦

テーブルを囲んで美味しくいただきました
終了後、参加者からは「普段話すことのない国の人と話せてよかった」、「国際交流に興味を持てた」、「料理が楽しかった」といった声が聞かれました。また、Uni-Yが行った振り返りでは、参加者にとって楽しい時間を提供できたことを喜ぶと同時に、留学生と参加者をつなげるアイスブレーキングの実施や料理の進行手順など、次回へ向けた改善点も確認されました。メンバーからは、「料理には、その国の文化や歴史が反映されている。留学生とともに作ることによって、参加者が料理以外の部分についても関心を持つようになってくれたらうれしい」、「参加者と留学生が生き生きと交流している様子に安心すると同時に、とてもうれしく思った」との意見が出ました。
ユースによるユースのための活動として始まった「わいYおしゃべりクッキング」。Uni-Yメンバーにとって何よりうれしかったのは、参加者の皆さんが異文化理解に興味を持ち、積極的に留学生と交流する姿でした。今後は、参加人数と対象を拡大し、より素敵なプログラムを定期的に実施できるように頑張っていきます。
大阪YMCA Uni-Y
西岡 侑香
山内 沢真
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