熊本大学YMCA花陵会とは、日本のキリスト教(プロテスタント)の 3 大発祥地の一つ、熊本バンドの流れを汲む100 年の歴史を持った学生寮です。
学生たちが生活する寮舎もこれまで補修を重ねながら建設当時の姿を守ってきましたが、この度、寮舎再建を進めることとなりました。
つきましては学生YMCAに連なる皆様からのご寄附を是非ともお願いいたします。
現在の寮舎と花陵会館は昭和7年ごろに建てられ、その後、改修・補修を重ねながら現在もそのまま活用されています。
木造の寮舎には14室の部屋があり現役の学生たちが逞しく暮らしており、また、特徴的な外観をもつ花陵会館は今も定期的に理事会や「さんまパーティー」などが開かれています。
しかしながら、現在の花陵会寮舎は経年劣化による寮舎の維持管理の限界を迎えようとしています。
現在の寮生で修繕を行いつつ生活しておりますが、あと何年この寮舎を保つことが出来るだろうと日々悩んでおります。
現在理事会では寮生と理事で再建に向けて大きく舵をとっている最中です。
OBの皆さまにも寄附金・会費納入のおかげで寮生は生活できております。今後ともご支援の程よろしくお願い申し上げます。
熊本大学YMCA花陵会の寮舎再建募金のお願い
(2023年12月)
皆様へ
今の社会はVUCA(Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性))時代とも言われ、日本の若者たちを取り巻く環境もこれまでにも増して厳しくなり、希望や夢を見出せないまま社会へと送り出される若者も少なくありません。そして、「過去の若者」としてのそれぞれの時間を過ごしてきた私たちにとって、「今の若者」のおかれている状況を感じ取ることも難しいのです。
旧制第五高等学校の7名のクリスチャン学生によって1896年に創設された「花陵会」は、その翌年から若者たちが聖書に学びつつ共同生活を行い、それぞれの社会の担い手としての若者を120年以上に渡って輩出してきました。直近のコロナ禍の3年は、花陵会の学生たちも多くの苦しみや喪失を経験しましたが、2023年度に入り、通常の授業や研究を再開して、寮舎での毎朝の礼拝や週1回の聖書研究会も継続しています。教会礼拝にも足を運び、日本基督教団熊本草葉町教会森嶋 道牧師の導きを得ながら、青年たち自身がいかに生きていくかを自治寮生活を通して学んでいます。
このようにして学生たちが暮らす現在の花陵会の建物(ホール棟と寮舎)は北米のYMCA、国内や地元で活躍する卒業生や有志らの寄付によって1931年に建てられました、すでに築後90年以上が経っています。これまでに多くの災害も乗り越え、2016年4月の二度の大地震(熊本地震)でもほとんど被害のなかった建物ですが、今後の安全性が担保された訳ではなく、熊本地震と同等の地震が起きた場合、学生に被害が及ぶことも考えられます。
そのことを念頭に、熊本地震以降、花陵会は寮舎の再建について検討を続け、新寮舎の建築とそれに伴う旧寮舎の取り壊しを計画しました。一方、その計画の実現のためには1億円程度の資金が必要となり、今回、募金のお願いをしたためる次第です。
学生たちの自治寮である花陵会にとって、寮舎再建という実に大きな取り組みです。しかし、日本におけるプロテスタントの源流を受け継ぐ花陵会を、「未来の若者」が希望を見出す場として存続うさせたいと願っています。この小さな祈りが皆様に届くことを願ってやみません。寮舎再建に向けての募金を、是非お願いします。募金は日本YMCA同盟に振り込んでいただけると寄附金控除の対象となります。
花陵会 寮舎再建実行委員会ならびに募金発起人・賛同人一同
現役寮長からのメッセージ
2023年度寮長のワシミミズクです。
現在工学部土木学科にて3年生をしています。
花陵会では毎日が楽しさで溢れ、コロナ禍の最中でも寮生と共に寮生活の楽しさを謳歌してきました。
花陵会としては以前と変わらず毎年九州地区や全国の学生YMCAと連携して様々な活動に参加しています。
さらに毎週教会の牧師をされてます森嶋先生に聖書がなんたるかを学び、社会問題やこれからの自分の人生の糧となる聖書研究及び交流を行っています。
寮舎の老朽化に伴い、2023年度では新入寮生は0という存続の危機を迎えています。
少なからぬ方々から花陵会の解体をという意見もいただきましたが、現寮生としてはこれを守っていきたいという強い想いを持っています。
コロナ禍では居場所や友達が出来なくても寮ならば親身になってくれる先輩がいたことを再発見しました。
現代の孤独や孤立により自分の居場所が一人では作ることが難しい現代だからこそ、こうした寮が必要だと思います。
「隣人を愛せよ」という言葉もまたコロナ禍を経た現代ではその意味と重要さがよりはっきりと見えてくるのではないでしょうか。
学Y寮の生活ではキリスト教というまた新たな視点を与えられ、今後の人生における多くの分岐点における選択や日々の生活に学びを活かすことができるという良さがあります。
今後の花陵会の進む道も多くの選択をする場面に出会うと思いますが、その度により良い選択を皆が出来るよう現寮生、理事、OB、その他支えてくださる全ての方々と共に一致団結し進んでいければと思います。
※「毎月定額寄附」領収書は毎年1回、1月中に、
前年1月〜12月ご寄附分をまとめて発行します。
※郵便事情等により遅れる場合もございます。
予めご了承ください。
クレジットカードで金額を指定して寄附をする
500円以上の金額を自由に選択し寄附することができます。
※「今回のみ寄附」の領収書は、
翌月発行しております。
全国の郵便局窓口からのお振替えも可能です
郵便口座 :00140 − 0 − 20196
口座名義 :日本 YMCA 同盟
*通信欄に「花陵会再建募金」とご記載ください
※領収書を後日郵送でお送りします
※領収書が不要な方は通信欄にお書添えください
※税制控除を受けるためには確定申告時に、
領収書が必要となります
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