研修先はアメリカでも最も先進的なREHAB 2ヶ月間の海外生活にそなえて活きたまま英語を勉強
研修先は、アメリカハワイ州にある太平洋リハビリテーション病院−通称『REHAB(リハブ)』と呼ばれる、太平洋地域では最大級のリハビリテーションの専門病院です。ベッド数は100。ハワイだけでなく、アメリカ太平洋沿岸地区からも患者さんが来院しています。というのも、この病院がチームアプローチを基本にした独自のプログラムで、脳卒中、脳障害、脊髄障害、切断、などによる障害に悩む多くの人々を社会復帰させてきた実績を持っているから。リハビリテーションの先進国・アメリカでも、最も先進的な治療を行っている現場です。 REHABでの臨床実習に参加するのは、理学療法士科・作業療法士科の希望者。4年次の6月から2ヶ月間、(※現在は4週間の暫定プログラムで実施)ハワイで生活することになります。文化も生活習慣も異なる海外で、医療スタッフの一員として責任を持つことは決して楽ではありません。言葉の問題もあります。そのために、理学療法士科・作業療法士科では、1学年からの英語教育に加え、2年次からは英会話や医学英語などの授業が準備されています。それも、高校時代の文法中心の英語ではなく、コミュニケーション手段としての活きた英語です。これまで「英語は苦手」だった人も、多分、英語が好きになるのではないでしょうか。
  
チームアプローチの実際を体験 専門チームの一員として臨床実習
REHABでは、リハビリテーション医学、内科、理学療法、作業療法、言語音声病理学、リハビリテーション・ナーシング、レクリエーション療法、社会福祉サービス、聴覚学、生理学、職業訓練、さらには心理学など幅広いジャンルの専門家が、一つの方針に従ってチームを組んで治療に当たっています。まさに、チームアプローチの最前線。スタッフたちが、それぞれの知識と技術を出し合い、患者さんの失われた機能を最大限に回復させ、また、ハンディを持ちながらも自立して社会生活を営むことができるよう心身両面から支えていく様子を実際に学びます。 本校からの実習生も、REHABスタッフの一員として、実際に患者さんの治療や指導を行うことになります。日本での臨床実習ではまだ一部でしか経験できないチームアプローチも、ここでは当たり前。理学療法や作業療法など、学校で学んできた専門分野だけでなく、さまざまな分野の視点からの見方や、治療方法に触れ、患者さんの社会復帰への道の多様さ、リハビリテーションの可能性の大きさに、きっと勇気づけられることでしょう。もちろん、REHABは世界でも最も進んだリハビリテーション病院であり、ここで経験したことがすべての病院ですぐに活かせるというわけにはいきませんが、少なくともここでの経験がこれからの仕事の中で常に希望を与えてくれるはずです。
オリエンテーション 実習
研修の最初の1週間は準備の週です。REHABでリハビリテーションの実際やアメリカの医療保険制度などについての講義を受けます。施設や治療の見学も合わせて行われ、2週間目からの実習に備えます。 実習は約7週間。REHABのスタッフと協力しながら、患者に理学療法・作業療法を行います。求められる知識や技術は理学療法・作業療法を専門に勉強した新卒者に期待される初歩レベルですので、4学年に進級している本校の学生なら問題はありません。また、学生一人ひとりに、REHAB側の治療指導者(CI)がつきマンツーマンで共に働きますので、実習終了まできめ細やかな指導や評価を受けられます。
本校の教員も渡米    ホノルルYMCAが全向協力
本校はREHABでの臨床実習のため特別なバックアップ体制を整えています。まず、英語担当教員が出発時から同行。現地での日常生活面を支援し、学生が実習そのものに専念できるよう力を注ぎます。また、理学療法士科・作業療法士科の専任教員が期間途中で渡米。REHAB側と協力しながら学生の臨床実習を指導します。 REHABのあるホノルルには、本校の設立母体である広島YMCAと45年にわたる交流をもつホノルルYMCAがあり、臨床実習期間中の生活は、ここの協力を得ることができます。宿泊先はホノルルYMCAの運営する寮「アサートンYMCA」。ハワイ大学内にあり安全面は万全で、親身になって世話をしてくれるスタッフのおかげで快適な生活がおくれます。また、ホノルルYMCAの主催する学生交流会やショート観光旅行などにも参加でき、海外ならではの充実した楽しい休日を過ごせます。
 アメリカの医療現場見学を実施しているリハビリテーション学校は他にもあります。しかし、実際にアメリカの医療現場で指導が受けられる本校の臨床実習は他に類のないものです。チームアプローチによるリハビリテーション、アメリカの理学療法士や作業療法士たちの技術・知識、そして、何よりもハンディキャップを持つ人への温かい人間愛と社会復帰に向けての強靭な意志・・・・・・。それを、共に働きながら吸収することで、あなたをより幅広い視野と考えを持つ人間へと成長させるはずです。
中村 昌弘
作業療法士科 信州大学経済学部出身
充実感と自身をもたらした8週間。
見知らぬ海外で8週間、プロのスタッフと共に過ごした経験は、言葉ではとても言い表せない充実感があり、結果として自信を持つことができました。多少言葉が通じなくても、心が通じ合えると実感できたことは、私にとって大きな収穫でした。何事にも積極的に取り組むセラピストや、明るく元気なボランティアたちの姿から、真のリハビリテーションのあり方のヒントを得たように感じます。
林田 はるみ
理学療法士科 広島県立賀茂高校出身
日本の一歩先を知りました。
患者さんの自立を考えた治療を学び、チームアプローチの一員としての理学療法士の役割や専門性を知りました。そして、活躍する場は狭い病院の理学療法室の中だけではなく、望めばいくらでも外で活動でき勉強もできる、自分の世界も広がっていくのだと感じました。日本でも将来このようなシステムになっていくでしょう。ここでの経験を生かし、それを見越した理学療法士になりたいと思います。
大野 智也
理学療法士科 聖学院大学政治経済学部出身
充実した環境下での実習でした。
CI(治療指導者)はとても素晴らしく、こちらのペースに合わせ、しかも私の良い部分を生かした指導をしてくださいました。ホノルルYMCAや寮の人たちにも、本当によくしてもらい、最高の環境で実習ができました。今まで見えなかった日本も見えてきました。すぐにこの体験を生かせるとは思いませんが、将来、広い視野を持ったものの見方が出来る人間になれるような気がします。
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