2001年度 事業報告
総主事 三橋 和弘
全般報告
今年度は、創立30周年をむかえることができた。7月に30周年記念事業委員会がもたれ、ささやかな感謝の会を11月10日(土)にもつこととなった。また、記念事業として、公開シンポジウム「子どもと自然」を、日本キャンプ協会会長 酒井哲雄氏、ちば環境ネットワーク代表 小西ユキ子氏、文教大学教授 秋山 胖氏をむかえて行なうこととした。当日の感謝会には、会員、近隣YMCAの方々にお集まりいただき、ともにこれまでの歩みを感謝することができた。シンポジウムには、多くの一般の方々も参加し、改めて子どもたちにとっての野外活動、キャンプ活動の重要性と新しい方向性を示す一助となった。柏センター運営委員会においても、30周年記念事業の一環として、また、柏センター開設20周年を記念して、世界的に著名な指揮者である小林研一郎氏を招いて「小林研一郎 論楽会」を催した。会場の関係で年度があけた4月6日(土)の開催となったが、当日は、満席となり、小林先生のお話とピアノ、歌でつづる約2時間であったが、柏市長ご夫妻もお見えになり大変好評であった。
5月の定期会員総会では、常議員の任期を2年と定めた新しい会則にもとづいて常議員の改選が行われ、移行処置として1年任期の常議員9名と2年任期9名の選出が行われた。次年度以降は、毎年9名の改選となる。
また、前年度におこなった運営体制の変更にともない。各拠点での運営委員会が毎月活発におこなわれた。中期計画による課題の推進、センター、デポでの事業の運営状況等についても、検討されるようになった。それにともない具体的な新しい取り組みについても検討されるようになった。
昨年度より組織された「ホームページ検討委員会」によって、ホームページが開設された。各センター・デポのホームページの管理は、各運営委員会に託されることとなった。さらにホームページだけでなく幅広くインターネットを利用した会員運動活性化をはかるためのシステムや情報提供を検討していくこととなり「インターネット活用委員会」と改名した。
各運営委員会では、中期計画の推進にあわせて、新しい事業の検討を進めてきたが、千葉センターでは、施設的な課題が明確となり、常議員と千葉センター運営委員会とで、千葉センター特別委員会を組織し、施設的なたたずまいも含めた千葉センターの方向性の明確化の作業をおこなった。また、柏センターでは、新規事業として「アフタースクール事業」および「LD児支援事業」の新年度からの開設にむけての準備に入ることとなった。
5月に実施した「第4回 千葉YMCAチャリティーラン」では、船橋市から来年度より毎年5月の第3土曜日に船橋市運動公園の使用を提供する旨の発表がされ、船橋市の障害者支援の重要なボランティア活動として公式認められ、継続的に支援してくれることになった。
千葉センター
千葉センターでは、運営委員会の下に、青少年野外・健康教育事業小委員会、教育事業小委員会、地域活動小委員会を組織し、各事業についても、中期計画の推進と各事業内容の検討を行なった。
LD児支援事業は、引き続き増加傾向を示した。特にグループ活動「地球人クラブ」は、小学生、中高生ともにキャンセル待ちの状態となった。社会性指導クラスも増設されたが、それにともない今後、専門の指導者をどのように増やしていくかという問題をかかえることとなった。
語学教育では、幼児・小学生のプログラムの強化をはかるために、新しい取り組みとしてイベント型のプログラム「英語であそぼう」を実施した。新年度からの幼児クラスの増強が期待されるものとなった。しかし、全体としては、引き続き厳しい状態が続くこととなった。教育事業小委員会では、広報、固定費の削減について、次年度からの具体的な方策が検討された。
夏のキャンプでは、柏センターで昨年度より実施したグローバル教育を取り入れた「グローバルキャンプ」が実施された。県内在住の留学生がリーダーとして参加し、新しい取り組みとなった。また、センターでは、幼児のデイキャンプ、小学生を対象とした「サマースクール」が実施された。また、中高生を主体としてオール千葉のプログラムとして「ヨットキャンプ」が行われた。
スキーキャンプも例年通り実施したが、全体としてキャンプ・スキーキャンプの回復をみることができなかったが、小委員会での次年度にむけての取り組みが活発に行われた。
肢体不自由児対象の「のびのびキャンプ」には、チャリティランから支援金だけでなく、「子ども夢基金」からの助成金を受けることができた。
また、千葉ワイズメンズクラブによるキャンプ、スキーキャンプの帰着時の応援も引き続き行われた。
ボランティアグループ「YMCA&フレンズ」の主催による「国際理解講座」と「日本文化紹介プログラム」も毎月安定して開催された。10月には、「じゃぱゆきさん」の問題に取り組んでいるフィリピンのNGO「バティスセンター」の来日公演とスタッフの受け入れをおこなうことができた。
また、市内の教会と共同して「千葉市民クリスマス」が12月11日に行われた。地域活動小委員会が担当し、事務局を引き受けた。今後も引き続き千葉センターで事務局を担当することが近隣教会から期待されている。
運営委員会では、新規事業の検討をするなかで、改めて現在の施設的な問題が明確となった。それを受けて千葉センターの方向性を明確にするために「千葉センター特別委員会」が1月、2月の休日を使って集中して検討された。
柏センター
柏センターでは、中期計画の推進をはかるべく、前年度から準備してきた「柏センター会員協議会」を5月20日に実施した。基調講演には、カンボジアに学校を贈る会代表 岡村真理子氏をむかえ、ボランティアだけで運営されているNGO・NPOとして具体例や活動について学ぶ機会となった。その後、会員の参加できるボランティア活動を検討することとなり、小林研一郎氏をまねいたイベントの準備につながった。
教育事業では、英会話の参加者は前年度より回復傾向がみられ、多少明るい状況を示すこととなった。特に、幼児、小学生のプログラムは増加傾向がみられた。
また、運営委員会で準備してきた「聖書講座」が5月より開始された。2ヶ月ごとに市内の教会の教師が交替で担当していただいた。近隣教会との関係を深める機会となった。
健康教育では、松戸市で、障害児を対象とした体操教室が開始され、千葉センターと同様に出前の体操教室となった。
キャンプでは、オール千葉のキャンプである「サイクリングキャンプ」「カヌーキャンプ」を担当した。また、グローバル教育をとりいれた「地球市民キャンプ」も引き続き行われた。
キャンプ、スキーキャンプとも予定のものを実施することができたが、全体としては、参加者の回復をみることはできなかった。
下半期は、運営委員会では、「小林研一郎 論楽会」準備におわれることとなった。また、子育て支援、学校週5日制を視野に入れた事業の検討がされ、小学生を対象とした「アフタースクール」また、「サタデースクール」の新年度からの開設の準備に入ることとなった。
また、恒例となっている柏ワイズメンズクラブのじゃがいも販売の益金からから今年度もリーダートレーニングのために50万円の寄付あった。また、柏センターへのIT化促進のために最新のパソコンおよび周辺機器を貸与していただくことになった。
船橋地域デポ
船橋地域デポでは、前年とより準備してきた「第4回 千葉YMCAチャリティーラン」が5月12日に実施された。350名をこえる参加者、ボランティアが集まって、昨年よりも益金を延ばすことができた。
運営委員会では、小学生の野外活動「わんぱくクラブ」のリーダーたちへのサポートをすることとなった。具体的には、通常のリーダー会は市内の公的施設等を利用しているが、活動の案内等の印刷のために柏センターか千葉センターまで出向いている。船橋に拠点があれば、その必要かないので、その分の交通費をサポートするためのファンドが設定された。
また、日本キリスト教団 船橋教会のバザーへの参加し、資金あつめとリーダーたちのゲーム指導などYMCAのアピールがおこなわれた。そのことからバザーの来場者からキャンプの申し込みにつながった。
秋には「第5回 千葉YMCAチャリティーラン」の準備にはいった。これまで船橋地域デポ運営委員会と船橋ワイズメンズクラブが実行委員会を担ってきたが、さらに広げるために各センターから実行委員を選出することとなった。千葉・柏ワイズメンズクラブに対しては、船橋クラブよりさらなる協力依頼された。これまでは、肢体不自由児対象の「のびのびキャンプ」だけの支援だったが、第5回からは、千葉YMCAで行なっているすべての障害児受け入れプログラムへの援助をしていくことが目標とされることになった。
運営委員会では、船橋教会の施設をつかってのプログラム展開を検討してきた。具体的に、新年度より千葉・柏センターでおこなっている小学生の創作活動「あおぞら」と高齢者対象の体操教室の新年度からの実施がほぼ確実となった。
その他
海外交流プログラムでは、ブリスベンYMCAとのプログラムで新たに40歳以上の方を対象とした異文化交流を目的としたプログラムを行なった。ファームステイなど新しい内容が今後も期待されることとなった。参加者からは好評をえることとなった。
ただ、千葉YMCA−ケソン市YMCA交流プログラムは、ニューヨークでのテロ事件をうけて、募集の時期において、フィリピンへの観光目的渡航禁止の勧告が出されており、昨年に引き続き実施することができなかった。
ちば国際コンベンションビューロー(旧 千葉県国際交流協会)主催の第2回 地球市民のつどいへの運営協力も前年度と同様に引き続き行われた。
また、6月に行われた「第10回 アジア太平洋電話カウンセリング国際会議」(千葉いのちの電話主催)へ会員、参加者の中から運営のためのボランティアの派遣を行なうことができた。
千葉市ボランティアセンター主催のボランティア講座への協力も盛んにおこなわれた。
手をつなぐNPOの会・千葉の事務局を千葉センターで引き続き担当し、共催事業として、「開発教育ミニフォーラム」等の実施をすることもできた。
千葉県青少年団体連絡協議会では、引き続き役員団体としての役割を担うことになった。