目的
発達障がいのあるお子さんが『自分らしく人と上手に関わる方法』を、小集団の中での体験を通して学んでいくクラスです。
集団遊びのようなエクササイズを通して、「場に応じたことばのやりとり」「自分の気持ちを相手に伝わるように表現する」などの『社会性』を楽しく身につけることを目的としています。
社会性のつまずきとは…
集団内において、円滑で適切なコミュニケーションを行なうのに困難が生じている状態です。社会性につまずくと、自己表現する機会を失ったり、不適切な行動ばかりが増加し、さらに社会性につまずくという悪循環にはまってしまいます。社会性を伸ばすためには、守られた小集団内で適切な表現力を身につけていく必要があります。自分の表現したことに、すぐに適切に答えてくれる仲間や大人がいることによって、社会性は促進されていきます。
対象
小学生、中学生で発達障がいのあるお子さん、及びその周辺のお子さん(LD、AD/HD、高機能自閉症、アスペルガー症候群、広汎性発達障害、等)
指導内容
お子さん一人一人の気持ちの状態や成長に合わせたエクササイズをクラス毎に設定します。主に、ことばを使うエクササイズと、身体を使うエクササイズを行ないます。それらを通して、他者とコミュニケーションを行なう上で必要なことばの獲得ややりとりの促進、エクササイズのルール理解、メンバーと協力しての作業など、『人と上手に関わる方法』を楽しく学んでいきます。
<小学生クラス>
指導は、週1回(月3回)、1回1時間で行ないます。 ことばを使ったエクササイズ(しりとりやカルタなどのことば遊び)と、身体を使ったエクササイズ(ハンカチ落としやボウリング)などを行ないます。順番決めやルールの理解といった社会的スキルと、気持ちのコントロールやその伝え方を一緒に考えていきます。
<中学生クラス>
指導は、隔週土曜日(月2回)、1回2時間 週1回(月3回)、1回1時間のクラスがあります。 言語的エクササイズ(ことわざカルタや指示出しゲーム)と、身体的エクササイズ(射的やジェスチャーゲーム)などを行ないます。各エクササイズの中では、メンバー間の意見交換や話し合い、交渉などに重きを置いています。自分の気持ちのコントロールと同時に、「自分らしさを知る」「自分の得意なことと苦手なことに気付く」「自分の行動を振り返る」ための、自己理解エクササイズも行ないます。
※ひとりひとりのお子さんに、より適した課題を設定するために、全クラスに対して毎回 のクラス終了後と月1回のカンファレンス(会議)を行なっております。
保護者面談
いぶきクラスでは、お子さんにより良い援助を行なうために、学期ごとにクラス講師との保護者面談を行なっています。学校やご家庭での様子や保護者の方が気づいたことなどを聞かせて頂き、クラス指導の向上に努めています。また、お子さんの様子や行動の意味を一緒に考えることを通して、保護者の方のサポートも行なっています。
いぶきクラスで大切にしていること
■お子さん自身の気持ちの安定
いぶきクラスでは、「人と上手に関わる方法」を学ぶ前提として、気持ちの安定が大切であると考えています。自分の思いが満たされていて気持ちが安定している時に、指導者が「こうするといいよ!」と具体的な行動を促してみると、すんなりお友達に順番を譲れた、ということが出来たりします。気持ちのゆとりは適切な行動へとつながります。そのため、お子さんが安心して自分の気持ちを表現したり、落ち着ける場所と空間であるように努めています。
■楽しむためのルール理解
楽しいゲームにも、必ずルールがあります。集団で楽しむためには、我慢をしたり、自分の気持ちと周りの状況との折り合いをつけなければならない場面も出てきます。いぶきクラスでは、「クラスのお約束」を大切にし、ルールを意識した行動を促します。そうした行動がお友達と楽しく遊ぶ体験へとつながります。
■メンバーと楽しい体験を共有する
人は、楽しいという気持ちが高まると、自分の気持ちを表現したい思いが強くなります。さらに、表現した時にすぐに受け止めてくれる指導者やメンバーがいることで、表現しようという思いが持続します。また、楽しい体験を誰かと共有することで、“またここに来たい”“みんなに会いたい”という経験に繋がれば、と願っています。
■自分の気持ちをことばで表現する
ことばにならない気持ちは、行動で表われます。特に不快な気持ちは、叩く・蹴るなどといった行動に出やすいものです。いぶきクラスでは、楽しい・うれしいなどの正の感情も、イライラ・悲しいなどの負の感情も、自分のことばで表現できるよう支援し、気持ちの発散と共に「どうしたらいいか?」ということを一緒に考え、適切な行動をお子さん自身が体得できるように支援していきます。
クラス設定
| 小学生 | 水曜Aクラス | 水曜5時00分〜6時00分 |
*月3回の指導となります。
(年間32回) |
| 水曜Bクラス | 水曜6時30分〜7時30分 |
| 木曜Fクラス | 木曜5時00分〜6時00分 |
| 木曜Gクラス | 木曜6時30分〜7時30分 |
| 金曜Cクラス | 金曜5時00分〜6時00分 |
| 金曜Dクラス | 金曜6時30分〜7時30分 |
| 土曜Eクラス | 土曜5時00分〜6時00分 |
| 中学生 | 中学生Aクラス | 土曜1時00分〜3時00分 (原則毎月第1・3土曜日) | *月2回の指導となります。
(年間21回) |
| 中学生Bクラス | 土曜1時00分〜3時00分 (原則毎月第2・4土曜日) |
| 中学生Cクラス | 土曜5時00分〜6時00分 | *月3回の指導となります。
(年間32回) |
※定員に満たない場合、開講をお待ちいただくことがございます。
(クラス最低開講人数:3人)
開講期間(予定)
| 1学期 | 2008年4月5日(土)〜 7月26日(土) |
| 2学期 | 2008年8月30日(土)〜12月17日(水) |
| 3学期 | 2009年1月7日(水)〜 3月21日(土) |
*回数の続いた指導を実施いたしますので、祝祭日にクラスを行う場合がございます。
*年間予定カレンダーは入会後にお渡し致します。
指導者
講師は、臨床の現場で子ども達や保護者の心理的援助に携わっている者が、いぶきクラスの指導にあたっております。発達障がい児の教育・指導について専門的な知識を持ち、継続的に研修を行なっております。
また、指導補助としてサポートにあたるボランティアリーダーも研修を経て、クラス指導にあたっております。
《いぶきクラスは以下の先生方の指導、援助を受け実施しております。》
- 上野 一彦 氏(学芸大学教授、日本LD学会会長)
- 小貫 悟 氏 (元東京YMCA LDプログラム講師、臨床心理士)
- 森崎 雅好 氏(元千葉YMCA LDプログラム講師、臨床心理士)
参加費用 (すべて税込み)
| 入会相談料 | 「検査あり」 12,600円 「検査なし」 10,500円 | 相談日にお持ち下さい。 |
| 登録料 | 10,500円 | YMCAの活動に初めてご参加の方 |
| 参加費 | - 小学生・中学生Cクラス:13,965円×11回
- 中学生A・Bクラス:
- 14,175円×11回
| 分割で毎月お納め下さい |
| カンファレンス代 | 10,500円 | 指導目標検討のための情報収集(保護者面談等)やクラス内での個別指導目標検討の為の費用として。 |
| 教材費 | 10,500円 | クラス内で使用する教材購入また教材研究費として。 |
| IEP作成費 | 3,500円 | ご希望の方のみ作成いたします。詳しくは、講師もしくはスタッフまでお問い合わせ下さい。 |