|
2007 北朝鮮水害復旧支援キャンペーン
■参加団体 KOREAこどもキャンペーン(アーユス仏教国際協力ネットワーク、地球の木、日本国際ボランティアセンター)、在日コリアン青年連合、在日本韓国YMCA、北朝鮮人道支援の会、日本キリスト教協議会、ピースボート
9月26日に日本・在日コリアンの団体で結成した「北朝鮮水害復旧支援キャンペーン」は、集まったお金で医薬品や浄水器を購入し、10月24〜27日にかけて代表団が訪朝し、被害を受けた地域の病院や育児院を訪問、支援物資を直接渡してきました。
ご協力下さった皆様、本当にありがとうございました。
活動報告として、以下に、訪朝した時の様子をお伝えします。
10月24日より支援のために現地を訪問しました。今回は医療支援ということで、栄養剤・抗生剤・栄養ビスケットなど200万円相当を購入して支援しました。日本からは、携帯用の浄水器2台も持参しました。支援先は、東海岸に位置する江原道(カンウォンド)です。
収穫の秋を迎えて、農村地域では稲刈り風景がいたるところで見られました。
首都・平壌から江原道の元山までは、通常なら3−4時間くらいの道のりです。しかし、今夏の洪水被害を受けた谷山(コクサン)新坪(シンピョン)などを通過する際には、街中や峠などの迂回路を通る必要があり、今回は車で約5時間かかりました。
江原道は水害の深刻な被害を受けた地域のひとつです。
医薬品支援のため、今回は、江原道安邊郡(アンビョン)の里(リ。道―郡―里に分けられた行政区分の一つ)人民病院のほか、江原道人民病院、江原道育児院を訪問しました。
江原道人民病院は、道の中で最も大きな病院です。夏の水害が起こった際には、最も被害の大きかった淮陽(フェヤン)、金剛(クムガン)、昌道(チャンド)、利川(イチョン)などの被災地に医師団を派遣し、1ヵ月以上にわたって診療にあたったそうです。水害後2ヶ月が過ぎており退院した人も多いようですが、大怪我を負ったり精神的にダメージを受けた被災者が入院していました。

この病院には、総合栄養剤(点滴用)、抗生剤、胃腸炎の薬などを支援しました。呼吸器関係の患者、そして消化器系の患者(下痢)が多いということで、医師は「口から食物を摂取できない患者には栄養剤がたいへんありがたい」と話していました。また、地方に緊急診療に出かける際には、携帯用の浄水器がたいへん役に立つとのことでした。
各道に設置されている育児院には、親が何らかの理由で育てられなくなったり、亡くなったりしたために子どもが預けられます。現在、江原道育児院には240名の子どもたちがいますが、うち28名が今夏の水害が原因となって預けられました。
この育児院には、マルチビタミンビスケットを約60箱支援しました。
 
朝鮮赤十字会の李部長は「冬に向けて住宅建設が欠かせないが資材が十分ではなく、収穫の時期と重なって労働力も不足している。また、農地は大雨の被害があったばかりでなく、低温などにも悩まされたため農作物の収量不足が憂慮される。今後最優先となるのは、特に食料と医薬品ではないか」と言います。WFP(世界食糧計画)やUNICEFなどの国連機関、ヨーロッパのNGOによる支援は継続されていますが、春先の食糧事情にも気を配っていきたいところです。
(作成:KOREAこどもキャンペーン)
|