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目次

YMCAの願いと活動についてパリ基準カンパラ原則チャレンジ21日本YMCA基本原則ロゴマークについてやさしい気持ち、笑顔いっぱいキャンペーン〜キャラクター・ディベロップメント〜


YMCAの願いと活動について

YMCAは、世界中に組織され、122の国・地域で活動を展開しています。
日本には30の都道府県に34の都市YMCAと34の大学YMCAが組織されています。明治期初期より、英語教育、野外
教育、職業教育、そして、健康教育などの面で先駆的な働きをしてきており、民間の行う青少年事業、社会教育事業、
社会体育事業の面で貢献してきています。
米国YMCAで生まれたバスケットボール、バレーボールの紹介、英語夜学校の開設にて職業教育の先鞭をつけました。
以来、地域のニーズに沿った活動を展開しており、参加する多くの子どもたちや青年の成長を託す場となっています。
また、障がい児・者へのプログラムも全国にて展開しています。
国際的ネットワークを活かし、地震や津波などの災害救援に青年ボランティアの派遣も行い、国際理解や平和教育、
環境教育、人権教育という分野で多くのボランティアと共に地道に活動を展開しているところです。
YMCAの願いは、活動をとおして次のことを学び、行動していくことです。
    「自分のいのちとみんなのいのちを大切にすること」
    「家族、地域のひとりとして責任があること」
    「世界と地球を見つめ、考え、行動すること」
    「ボランティア精神とリーダーシップを身につけること」
    「すこやかな心とからだを育むこと」
YMCAでは、これらを実現するために、「思いやり」「誠実さ」「責任感」「尊敬心」をすべての場面で大切にしています。

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根源に立ち返って前進〜YMCAのミッションステートメント〜
1844年にロンドンで誕生したYMCAは、またたく間に世界にひろがりました。1855年スイスのアンリ・デュナン(赤十字の創始者)の呼びかけによってフランス・パリで最初の世界YMCA大会が開かれ、8カ国38のYMCAから99人の青年たちが集まりました。その大会で世界YMCA同盟が結成され、世界のYMCAの共通のミッションとしての「パリ基準」を制定しました。時代は下って、1973年に東アフリカ・ウガンダの首都カンパラにおいて開催された「第6回世界YMCA同盟総会」において、パリ基準を再確認するとともに、現代の状況をふまえて5項目から成る解説文「カンパラ原則」を決議、さらに1998年には現代社会の実情に応答した使命として「チャレンジ21」を採択しました。時代とともに社会環境や法制度が変化し、事業内容がかわっても、YMCAは常にYMCAミッションに立ち返ることによって力を得、各時代における方向性を見出してきたのです。

パリ基準
われら世界のYMCAは、イエス・キリストを聖書にしたがってわが神わが救い主と仰ぎ、信仰とその生活において彼の弟子でありたいと願う青年たちを一つとし、イエス・キリストの精神が広く青年の間に活かされるよう、その努力を結集する。
その他のことがらについての意見の相違は、それ自体としていかに重要であっても、そのことによって世界同盟を構成する加盟および準加盟YMCAの間の友好的な関係をそこなうものであってはならない。
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カンパラ原則
今日の世界のYMCAの現実に照らしてみるとき、パリ基準を再確認するということは、すべてのYMCAとその会員たちに、神の同労者として次のような使命の自覚を促す。
1. すべての人びとに、平等な機会と正義が実現されるように努力する。
2. 人びとの間に愛と理解にみちた人間関係が可能になるような環境をつくり 出し、それをまもっていくように努力する。
3. YMCAのなかに、また社会のさまざまな組織や団体のなかに、誠実さ、豊かさ、創造性が活かされるような状況をつくり出し、また維持するように努力する。
4. キリスト教的経験の多様性と深さが具体的に示されるようないろいろなリーダーシップと新しい型のプログラムを開発し、育てていくように努力する。
5. 全人としての成長のために努力する。
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チャレンジ21
第3ミレニアムへの発端となる新しい世紀を迎えようとするこのとき、私たちは、1855年に採択された「パリ基準」をYMCA使命表明の基礎として確認しつつ、つぎのように宣言する。
YMCAはイエス・キリストのもとに立ち、宗教宗派の違いを超えて協働する、自由意志で参画するボランティアの運動であって、老若男女を問わずすべての人に開かれた、特に青年の参画を強調する、世界に広がるキリスト教運動である。またYMCAは、すべて被造物のいのちが豊かに守り育てられ、愛に基づく正義と平和と和解に満ちた人間性溢れる社会を建設する、キリスト者の理想を人びとと分かちあうことを追求する。
それゆえ、すべての加盟各国YMCAは、それぞれの現実状況のなかで選択される固有のさまざまな課題解決に向けて努力を集中するようにと招かれている。これらの課題は、カンパラ原則の新しい展開として、つぎの事柄を含むものである。
イエス・キリストの福音を分かちあい、個々人が霊的にも知的にも身体的にも健全であり、調和のなかに人間性が豊かに保持される有機的総体としての地域社会の創出に努める。
すべての人びと、とくに青年と女性がより大きな責任をもち、あらゆるレベルで指導的役割を果たし、公正な社会をめざす働きに共に参画するよう、その指導力を高め、必要な権限を持てるように努力する。
女性の権利を唱導してその向上をめざし、また子どもの権利を支持する。
信仰や思想信条を異にする人びととの対話・協力を推進し、人びとの文化的アイデンティティを認め、また、文化の革新にむけて努力する。
貧しい人びと、奪い取られた人びと、追い立てられた人びと、また人種的・民族的少数者ゆえに抑圧のもとにある人びとと連帯し、行動する。
紛争状態にあるところで調停者、和解の仲介者となることに努め、また、人びとが自己決定のできる状況を創り出す運動に効果的に参画し、そのことによって彼ら自身が強められ高められるように働く。
神の被造物をあらゆる破壊から守り、きたるべき世代のため、地球資源の保持・保護に努める。
これらの挑戦に立ち向かうため、YMCAは、自己自身を持続し、また自己決定を可能ならしめる、あらゆるレベルでの協力の形態を開発・強化する。
(1998年7月第14回世界YMCA同盟委員会採択)
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1991年、世界YMCA同盟は「パリ基準」を含め、YMCAの使命見直しの検討を世界各国のYMCAに向けて要請しました。これを受けて、日本YMCA同盟は各加盟YMCAとともに使命見直しのために、1994年、日本YMCA基本原則検討委員会を設置し、各地区担当者会の検討も含め原案を作成しました。そして、1996年6月に第106回日本YMCA同盟委員会において採択したものが現行の「日本YMCA基本原則」です。改定にあたっては、世界のYMCAの結合基準(Basis)と日本にある各加盟YMCAの使命(Mission)を結ぶ原則(Principle)として位置づけ、1976年に採択した「日本YMCA基本原則」と1978年に制定した「日本YMCA綱領」を合体して改定する形をとりました。
日本YMCA基本原則
私たち日本のYMCAは、
イエス・キリストにおいて示された愛と奉仕の生き方に学びつつ、
世界のYMCAとのつながりのなかで、次の使命を担います。
私たちは、
すべての人びとが生涯をとおして全人的に成長することを願い、
すべてのいのちをかけがえのないものとして守り育てます。
私たちは、
一人ひとりの人権を守り、正義と公平を求め、
喜びを共にし痛みを分かちあう社会をめざします。
私たちは、
アジア・太平洋地域の人びとへの歴史的責任を認識しつつ、
世界の人びとと共に平和の実現に努めます。
(1996年6月15日第106回日本YMCA同盟委員会採択)
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ロゴマークについて
世界YMCA同盟の正章
世界YMCA同盟の正章
1881年に決定されて以来使われている、最初のロゴマーク。地球上のすべての国のYMCAが一つであることを目指して、円周に五大州の名前が手をつなぐように並んでいます。中心のPとXは、ギリシャ語で「キリスト」を表す文字の頭の2文字です。開かれた本は聖書で、ヨハネによる福音書第17章21節が示されています。この聖句は「すべての人を一つにしてください」というイエスの祈りで、そのように、YMCAもキリスト教の教派を超え、国家や人種の隔たりを超えて一つになろうという願いが込められています。

○ロゴの歴史
世界同盟のロゴ--昨日と今日

YMCA世界同盟の公式記章(official insignia) が最初に採択されたのは1881年のことで、それ以来今でも使われているYMCA最初のロゴマークです。複数のエンブレムは、アイデンティティを与えるもの、そして、統合(unity) の感覚を高めるであろう帰属(belonging) の象徴を与えるものが選ばれました。
1881年にロンドンで開かれた第9 回国際会議で、世界YMCA同盟のバッジは採択されたが、それは、私たちの各アソシエーションからやってきた人たちのためであった。最初のバッジは以下のように説明されている。

地球の5 つの部分の名前が、カルトゥーシュ〔装飾文字--エジプトの ヒエログラフ (象形文字) とは無関係? 〕で結びつけられた輪の各部分に、彫りこまれています。各カルトゥーシュには、様々な言語による、世界同盟の名前のモノグラムが付いています。輪は、各地にある各アソシエーションが1 つの団体(body)を形成しているという事実を想起させます。輪の内側にある、キリストの名前の、大きなモノグラム (ギリシャ語の2 つのイニシャルを組み合わせたもの) --カタコンベに初期キリスト者が記したものが残っている--は、自分たちの中心にキリストがおられること、キリストが自分たちの同盟(union) の真のきずなであること、自分たちの至高の目的であること、自分たちの力であり、自分たちの唯一の大儀(cause) であり最終目的(end) であることを、各アソシエーションに絶えず思い起こさせるであろう。キリストのシンボルの上には、聖書が置かれています。それは、聖ヨハネが宣言しているように、神のことばは、それによって若者たちが世界を制覇する(overcome)手段であり、この意味で、このバッジには、宗教改革の明確な印(the distinguishing mark of the Reformation)が付いていることを意味しています。聖書は、私たちの救い主の核心的(high-priestly) 祈りが載っている頁が開かれている。それはヨハネ17章21節を特に示しています。すなわち「すべての人を一つにしてください。」このバッジは、恣意的なものでもなければ、陳腐なスローガン的なものでもありません。象徴の特質(the character of a symbol) を持っており、すべてのアソソエーションに共通する霊的宝(the spiritual treasure)を、シンプルに、明確に表しているのです。

YMCA正章
YMCA正章
略章の赤三角と、世界YMCA同盟の正章を組み合わせたようなこのロゴは、1895年に北米のYMCAが考案し、採用したものです。その後、世界のYMCAの正章として使われるようになりました。
YMCA略章
YMCA略章
1891年、北米YMCA同盟の体育主事だったギューリックが考案したものです。ギューリックは、YMCAの体育を理論化・思想化し、心(Sprit)と知性(Mind)と体(Body)との三つが調和した全人的な人間の育成を目指すこと提唱しました。この赤三角のマークは、心、知性、体の調和のシンボルです。YMCAのマークとして、広く世界中に知られています。
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やさしい気持ち、笑顔いっぱいキャンペーン〜キャラクター・ディベロップメント〜
CDマーク
YMCAでは、私たちの人格を形成する上で大切な価値を次の4つに注目し、活動の中で伝えていくよう努めています。
「キャラクター」とは人格、性格の意味で、「ディベロップメント」は「向上」を意味します。
人が成長していく過程で身につけなければならない価値はたくさんありますが、YMCAは、その中でも人格の向上に大切な価値として「CARING」(思いやり)、HONESTY(誠実さ)、RESPECT」(尊敬心)、RESPONSIBILTY(責任感)の四つの価値に注目し、YMCAの活動を通して子どもたちに伝えていきます。
この運動を子ども達にもわかりやすいように、「やさしい気持ち、笑顔いっぱいキャンペーン」と呼んでいます。
思いやりの心(Caring)
正直になる(Honesty)
できることは自分でする(Responsibility)
人を大切に思う(Respect)
自分のこと、他者のことを思いやること
自分に正直であり、他者に誠実であること
自分の行動に責任を持つこと
自分自身を大切にし、他者を大切にすること
人として生きる上で大切な価値観が失われつつある今、YMCAは多様な個性や生き方・文化を認めながら、価値を明確にして活動することに努めていきます。平和で文化的な社会は、人生の全てのステージにある一人ひとりがこれらの価値を心に留めることによって築かれると信じているからです。
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