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財団法人日本YMCA同盟理事長 中川善博(なかがわよしひろ)
財団法人日本YMCA同盟総主事 山田公平(やまだこうへい)
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財団法人日本YMCA同盟理事長
中川善博(なかがわよしひろ) |
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今日、NPOやボランテイア活動がようやく社会の中に定着し、その働きが注目される時代を迎えました。しかし、人々の関心が薄い時代から、YMCAはボランテイア組織・NPO(Nonprofit Organization)として、100年を越える歩みを刻んで来ました。今年は、日本最初のYMCAが、1880年東京に設立されて125年になります。
YMCAの理念・使命は、聖書に示された愛と奉仕の生き方をベースに、老若・男女、人種・民族、宗教・宗派、障害の有無等を越えて、人が人としてその生涯をとおして豊かに成長するとともに、平和で公正な社会の実現を目指す運動であり組織であります。
こうした理念を生かし、使命を具体化していくために、幼少期から高齢期に至るライフステージに応じて、人々が必要とし社会が求める課題を事業やプログラムとして展開してきました。
特に、YMCAでは事業、プログラム、組織の運営、推進にボランテイアが関わっている点に特色があり、ボランタリーアソシエーションとしての理念が生かされた公益団体であるといえます。
また、活動は国際的な拡がりをもち、自然災害や地域紛争、戦争等で発生する被災者や難民への救援活動、途上国に対する人材養成協力などの国際協力と、世界の人々との交流を通した国際理解教育等を進めています。
YMCAは、こうした幅広い活動や事業を通して、個々人の成長とより良い地域社会、国際社会の形成に努めて行きたいと願っています。ご関心をお寄せ頂き、各地域にあるYMCAのプログラムにぜひ一度参加してみて下さい。 |
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財団法人日本YMCA同盟総主事
山田公平(やまだこうへい) |
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YMCAは、1844年に産業革命下のロンドンで、働く若者たちの祈りの会として発足しました。現在では世界122の国と地域で約4500万人の会員が活動する世界最大規模のNPOです。YMCAは、その活動の当初から、共通の目的に賛同し、自発的に参加する人びとによってコミュニティの一翼を担う活動を続けてきましたが、その基本には、人と人とのつながりがありました。
YMCAがチャイルドケア事業や健康教育、専門学校教育などすべての事業をとおしてめざしていることは、会員や学生や保護者の方々にその人の人生を豊かにする人と人とのつながりが生まれることです。そのつながりを力として、会員のみなさまがコミュニティに何かしらを働きかける人としてぜひ一歩を踏み出していただきたいと願っています。一歩というのは、プールで会った人に挨拶することや、教室で友人をつくること、国際協力募金など興味のあるイベントに参加することなど何でも良いのです。そうした新しい出会いの喜びを体験する場こそがYMCAなのです。
人びとが与えられた能力を100%生かされる機会の提供をめざして
今、日本社会では公益法人の公益性についてあらためて見つめ直しています。公益法人としての社会的責務を果すことはもちろんのこととして、YMCAが自問しなければならないことは、プログラムをとおして会員のみなさんの人生がどれだけ豊かなものになったかということで、YMCAの公益性はまさにその点で測られるものと思っています。それは、それぞれの人に与えられている能力が100%活かされる機会がYMCAのプログラムの中にあるだろうかという問いでもあります。
たとえば、現在のYMCAの障がい児・者プログラムは、障害のある人を対象にしていますが、むしろ障害のある人自身が、自分の能力を100%生かせる活動を生み出すことが必要なのだと思います。障害のあるなしにかかわらず、人は自分の能力を100%発揮することに喜びを感じる存在であるのだと私は信じています。
YMCAの活動がすべてそのような場となるよう、全国の各YMCAと手を携えて全力を尽くしてまいります。 |
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